
今日の魚沼は、朝から抜けるような青空の日曜日でした。
本当なら、何日も続いた冬型の気圧配置も抜け、暖かい日差しを浴びながらの楽しい休日になるはずでした。
ともすれば気持ちが沈んでしまいそうになる私と対称的に、子供と家内は「せっかくだし、どこか出かけよう!」と明るくねだります。
気乗りしないまま、いつもの日曜日と同じく運転手を引き受け、ドライブに行きました。
行く先々で、家族一緒に楽しそうに買い物をしたり食事をしている光景を目にする度に、私はどんどん辛くなってきました。
「お父さん、どうしたの?具合悪いの?」と、何度我が子に問われたことでしょう。
私は何度となく「今、岩手や宮城や福島のお友達は…」と言いかけましたが、その話をすると家族の顔も沈んでいくのがわかるので、言葉を飲み込み努めて明るく振る舞っていました。
特に我が子には、まだ事の重大さがわかっていないようです。
テレビの光景を見ても、学校の教科書を読むような受け止め方をします。
恐怖の中で家や肉親を一瞬のうちに失い、帰る場所も仕事も、自身の生きる未来さえも見失っておられる人々や子供達。
放射能という見えない恐怖からどこまで逃げたらいいかわからないまま家に帰れない皆さん。
いつまで寒さ、ひもじさ、痛み、そして恐怖に怯える日々を送らなければならないのかわからない、そうした皆さんのことが頭から離れない私に我が子は無邪気にはしゃぎながら「どうしたの?」と何度も尋ねるんです。
私は顔を歪めて無理矢理作った笑顔で「大丈夫だよ!」と応えていました。
そんな時が今日は何度もありました。
こんなこと言うと被災された方々に叱られるのは承知ですが、正直、今日はこのいつも通りの街角を家族一緒に過ごすのが、私は辛くて、辛くて仕方なかった…。
本当は独りで、泣いていたかった…。
この世には、当たり前の幸せなんて、一つも無いんだと。
家族一緒にいつまでも居れることが、どんなに幸運なことなのか。
胸が張り裂けそうになる程、思い知らされています。
そんな、辛い1日でした。
おやすみなさい。
皆さんに幸運が続きますよう、心からお祈りしています。