

新しいシーズンの幕開けを極上のパウダーで出迎えてくれた、我がホーム。

そのフィールドに再び立った時。
毎年のことながら、私は感無量となります。

二年前に廃止にまで追い込まれた我がホーム。
年々スキー客が減少し続け収益も見込めなくなり「採算がとれない」「お荷物のスキー場は無くなった方がいい」などの声も実際に聞こえていた中、やむを得ないのかと落胆していました。
「しかし、この地からこのスキー場が無くなってしまったら。
この地で育って行く子供達に、何と説明しなければならないだろう?」
全てが「お金が無いから」の一言で済まされてしまったなら……
子供達は「お金しか信じられない」人間に育ってしまうことでしょう。
確かに、ここは莫大な富を生む程儲けることができるスキー場などではないかもしれません。産業とまで呼べる代物でもないかもしれません。
しかし、このスキー場を地域の大人達は決して見捨てませんでした。

廃止を撤回させ、昨シーズンは請負業者持ち回り制で営業継続。
そして今シーズンからスキー場維持の為のスポーツ施設法人も立ち上げられ、恒久的な営業継続へと向かうこととなりました。
スキー場を産業としてだけでなく、地域社会の財産として次世代へと繋いで行く姿勢は、事実上赤字ローカル線であるはずの鉄道JR只見線の継続についても全く同じと言えます。
「お金が全てではない」という言葉を綺麗事だと言う人がいます。
でも現実に、我々が生きて行く上で本当に大切にしなければならないものは何か?常に自問自答しながら守り続けているスキー場と鉄道が、ここ魚沼エリアに存在することを知って頂きたいです。
今シーズンも、私は「感謝」と「誇り」の思いを胸に。
この雪面に立ち続けます。
