三年前の、今日。 | 風・雪・海・空。ハインケルーパーの独り言

風・雪・海・空。ハインケルーパーの独り言

風・雪・海・空。


その軽やかさと勢い、風の如く。

その重きこと・染み渡ること、雪の如く。

その思慮深きこと、海の如く。

その志高きこと、空の如し。



そんなブログを目指して行きたい。

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この写真は、ちょうど三年前の私です。

この日はホームゲレンデのカーニバルでした。
リフト料金無料の日でもあり、やはり夢中になって滑りまくっていました。

同時にこの日は、バンクーバー冬季五輪の開幕した日でした。
スキーに夢中になり過ぎて開会式を見れなかったと、この日のブログに私は書いています。

しかしこんな私ですが、スキーに何年かブランクがありました。
それに対し復帰するきっかけをくれた方がいたのです。


2006年。
イタリア・トリノ五輪にて滑走する彼を夜中のTV中継で目の当たりにした瞬間。
「……こんな美しい滑りをする日本人選手は見たことがない!」と、私は釘付けになりました。
アナウンサーの「新潟県湯沢町出身!」「速い!速いですよ!!」という実況も耳に心地良く響きました。

結果も素晴らしい!一本目を終えて、何と三位!!

二本目を終え0,06秒及ばなかったメダルに、観戦していた私も思わず地団駄踏んでしまいましたが残念な気持ちと同時に、コルチナ・ダンベッツオ五輪以来の日本人アルペン種目入賞を果たした彼に対し「よくやってくれた!」という気持ちの複雑に入り混じったまま眠れずに朝を迎えたのを思い出します。

その日から、彼は私の中で一番のヒーローになりました。
魚沼エリアの人間として誇りに感じました。
そして、自分も再び板を履いたのです。


バンクーバー五輪での彼は満身創痍で戦いに望んでいました。
私は「メダルなんて狙わなくてもいい。タイムは出なくてもゴールまで彼の美しい滑りを見たい」と願っていました。
しかし……
レーサーとして彼自身が選んだ滑りは、全く逆のものでした。
観戦していた私の中で、これまでで最も残念な思いと同時に、私を含め多くの人々の期待を背負うこととなってしまっていた彼の辛さが感じられました。

……その後、南魚沼市で開かれた彼の講演会に出かけた私は、本人と話す機会を持てました。
ずっと前から伝えたかったことを。

「平成の上杉謙信と呼んでいいですか?」(笑)

真っ黒に日焼けした顔に満面の笑顔をたたえ、彼は応えてくれました。

「いいですよ!」

彼は現在、北米とアジアでの選手権を地道に戦っています。
ソチを楽しみにしてますよ!御屋形様!!
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