
夏場でも見つけにくい、本当に目立たない小さな無人駅・魚沼田中駅。
冬は厚い雪に囲まれ、尚さら場所が分かりません。
車を停めるスペースも雪に閉ざされています。

雪を掘り、人独り通れるだけ作られた道がホームへ続きます。

ホームは既に氷が張り始め、気を付けないと滑って転びそうです。

小さな駅舎には誰もいませんでしたが、灯りだけが灯っています。


ホームから見据える行き先は、どちらの方角も真っ暗闇。
物音一つしない、静寂の世界です。
そこへ……
ふと、その時。
おもむろに踏切の音が高く鳴り響きました。

やって来たのは排雪モーターカー(排モ)ENR1000。
ゆっくりと。
本当にゆっくりと通り過ぎて行きました。
……排モが去った後、辺りは再び静寂と闇に包まれました。

それから約一時間後。
下りの最終列車が到着しました。


〈19:35 JR魚沼田中駅〉
最終といっても、まだ夜8時前です。
最終列車が行き去ると……

駅は再び静寂に包まれました。

……雪国の無人駅の夜は、いつもこんな感じです。