約束の地・只見 「世界規模のブナ林」「小さな町の小さなカフェ」。 | 風・雪・海・空。ハインケルーパーの独り言

風・雪・海・空。ハインケルーパーの独り言

風・雪・海・空。


その軽やかさと勢い、風の如く。

その重きこと・染み渡ること、雪の如く。

その思慮深きこと、海の如く。

その志高きこと、空の如し。



そんなブログを目指して行きたい。

<前記事の続き>

……少しは雨足は弱くなったかな?とも感じながら再び只見の町中を歩き始めたHARIMA。
しかし実際はまだ冷たい小雨が風とともに吹き付けていました。
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駅の観光協会の女性から教えて頂いたのは「ただみ ブナと川のミュージアム」というところ。
ここはその名の通り博物館でもありますが、休憩室も併設されていて1日自由に過ごせる場所と聞きました。
駅から徒歩で15分だという、そのミュージアムまでの道のり。
普段なら何てことのない距離なのに、見知らぬ土地であることと、吹き荒ぶ風雨の中再びびしょ濡れとなり風邪を引く寸前の私には、随分遠く感じました。
渡されたガイドマップは既に雨でグシャグシャで、かじかんだ手に握り締められていました。
きっと「何でもっと早く来なかった!」と、神様が私を叱っているんだとも考えながら歩きました。

町外れの只見川沿いにあるドーム状の建物を見つけ、ここに間違いないと近寄ると……

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まさしくここでした。

ヨタヨタと入り口の自動ドアをくぐると、いきなり天井まで吹き抜けの広い室内と大きなブナの木を写した幟、そしてツキノワグマの毛皮や剥製がお出迎えです。

入ってすぐ左に受付があり、入館料\300(高校生以上)
※小中学生は\200
未就学児・障害者手帳をお持ちの方は無料

を払おうとしながら休憩室の場所も尋ねると館員の方は「休憩室だけでしたら、無料ですよ」とのこと。展示を観る方のみ入館料を頂くのだそうです。
まずは休憩室で冷え切った体を温めながら落ち着きたいと考えていた私には大変ありがたい御申し出でしたが、せっかくなので展示も拝見したくなり入館料を払いました。

……一言で言って、入館料\300は安過ぎる!程の貴重な展示の数々でした。

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<パンフレットより>

まるで、実際のブナ林の中に居るような演出!!
模型なのか?本物なのか?解らない大きなブナの木々が立ち並び、カモシカ(剥製)が観る人を見つめています。
また、館内至る所には清流から流れ出る水の音が途切れることなく響き渡ります。

他にも、総勢2,000種類に及ぶという蝶・クワガタなどの昆虫標本(いづれも只見にて採取されたもの)。


この地では古くからの職業である狩猟(クマ・野鳥・イノシシなど)に使われた道具や、同じくこの地で古くから食されてきた、サクラマス(ヤマメが只見川で体調1M位まで成長した魚)の剥製も。


この博物館のテーマの一つ、大自然と人間の関わり合いの展示では、前記の狩猟に関するものの他に只見川の水力発電開発(田子倉ダム・只見ダム)の歴史についても、数多くの古い写真とともに詳しく説明されています。

特に、水力発電ダム用人造湖の開発に伴い、湖の底に沈んだ田子倉の集落についての展示では、本当に考えさせられました。魚沼でも同様なケースで奥只見ダム(銀山湖)があります。

新潟・福島の雪深い山脈の豊富な雪解け水は、沢山の方々の努力と犠牲によってクリーンで安全な電力を生み出していることを再認識させれrました。


館内展示の様子を写真でお伝えできなくて残念ですが、詳細は下記HPをどうぞ!

※別名・只見ブナセンター

http://www.tif.ne.jp/jp/photo/photo_disp.php?id=8407

http://www.tadami-buna.jp/


只見の山林に広がるブナ林は約8万4000haに及び、世界規模を誇るといいます。

2005年にはこの地でドイツ・アメリカ合衆国・中国の研究者が集い、世界の森林事情について話し合う「世界ブナ・サミット」も開催されたそうです。


天候さえ良ければ、私も近くのブナ林を散策したかったのですが、それは次回の楽しみにしました。


一日中観ていても決して飽きることはなさそうな館内展示でしたが、ひとまずは体を休めようと、無料休憩室へ。

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ここも、とても綺麗なルームでびっくり!!

御覧の通り、ガラス張りの明るい室内。外の風景も素晴らしい!!

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天気が良かったらいいのに・・・と本気で残念がりました。


さらに。

この休憩室には備え付けでお茶・コーヒーなどもセルフ・サービスで飲めるようになっています。

※小さなガラス瓶が置いてあり、そこにティーバッグのお茶・インスタントコーヒーは20円。ドリップコーヒーは50円を入れて頂きます。


御覧のテーブル・椅子の他、畳の間もあり、私はようやくリラックスできた気がしました。

室内のエアコンも効いてはいましたが、館員の方がファン・ヒーターに灯を入れてくれていました。


客は、私の他にはいませんでした。


とても静かな空間で、時間が流れていました。


休憩室には本棚もあり、只見についての資料や大自然の森林についての本が沢山置いてあります。

観光協会の女性から「休憩室には本が沢山あるので、それを読んで過ごすのも良い」と言われていたのを思い出しました。


そうした中で「只見の方言」という本を見つけました。

この際だから、こちらの方言を勉強してみることにしました。


まず・・・・・ざっと見てみると、意外に私の方と共通のものも目立つことに気付きました。


<共通の方言の例>


まっと=もっと


なじょだ?=どんなだ?


のめし=なまけること


あんべー=具合


にし=おまえ


いじくされ=意地悪



・・・・・また、共通ではなく私の初めて知る方言はこんな感じでした↓


うすこぇえ=疲れる


みぐせー=見栄えが良くない


まがる=顔を出す。伺いを立てる


はぐる=失敗する


かっぺなす=けなす


まよう=弁償する


まーしもの=宴席などで大皿に盛る料理


三日トロロ=正月三日にトロロ飯を食べる習慣。


なつます=サクラマス(魚)




あと、最初はそうではないと思っていたもので実は共通なのでは?と気付いたもの↓


あじこと=心配事


魚沼では「心配無い」という意味で「あちこたねぇ」という言葉を使います。

只見の「あじこと」と言葉の使い回しが似ています。

「案じ事」が変化したのでしょうか。

私は幼い頃から「あちこたねぇ」の語源を知らずに使って過ごしてきましたが、ここへ来て意外な形で解明することとなりました。


・・・・そうして、ヒーターで温まりながら方言の勉強をしているうちに、びしょ濡れだった靴下もジーンズの裾も、すっかり乾かすことができました。


時計は既に、午後1時を過ぎています。



私は、駅で教えて頂いた飲食店の中から、このミュージアムに程近い喫茶店で昼食をとることにしました。


外へ出て、ガイド・マップの位置の通りに店を探してみたのですが、最初は喫茶店らしき店が見あたりませんでした。

しかし、ようく目をこらしてみると・・・・・



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もしかして?この民家のような建物が?



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間違いないですね!


ここがカフェ「よいや・れいや」さんです!!


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ドアを開けると・・・・・またまた私の想像を超える体験が待っていました。



<続きます!>