祭りといっても、本来の御神体があるようなお祭りではなく、昭和20年8月1日に起きた米軍による長岡大空襲の犠牲者を悼む行事として始まりました。
2日・3日の夜に行われる大花火大会は、その空襲犠牲者の御霊を慰める為に盛大に行われてきました。
6年前からは、新潟県中越地震の復興を祈願した、幅数㎞の特大スターマイン「フェニックス」を打ち上げ始めました。
今年は特別に、東日本大震災の犠牲者の方々を追悼し復興を祈願する為、花火大会初頭に「白色のフェニックス」が上がっています。

そうしたわけで現在この花火大会のテーマは、戦争という人間同志の無意味な争いの否定とともに、自然災害からの復興を願うものとなっています。
人としてこの世に生き、また大自然と関わりながら生きている限り、必ず人間としての不幸というものに打ちのめされる日は訪れることでしょう。
不死鳥が生まれ変わる時、炎で我が身を焼くといいます。
それと同じように、人が不幸から立ち上がらなければならない時、まさに身を焼くような苦しみも伴うかもしれません。
しかし、私は信じたいのです。
人は皆、不死鳥になれるはずだと。
そして、不死鳥になれる力を放棄してはいけないと。
新潟県・長岡祭りの花火「フェニックス」は、人々をそう勇気付けてくれます。