
飛行機の記事が続きますが、先日の記事で御紹介したペーパーグライダー「RACER 530S」二号機の最終調整も行いました。
滑空テストで気がついたことは、機体をどう投げても右に曲がって行くということでした。
こうした場合、まずは機体の部分的な変形が無いか?歪みが発生していないか?再度チェックします。

左右どちらかに曲がる特性があるのなら、垂直尾翼の曲がり・水平尾翼の傾き・主翼の歪み・胴体の曲がり等が確認されるはずですが…どう観察してもそうした箇所は微量にも見つかりませんでした。
こうした場合、一度敢えて左に曲がって行くように機体をセッティングしてみます。
その方法とは、垂直尾翼の曲げ・水平尾翼の傾け・主翼の捻りを駆使することです。
そして何度かのテスト飛行から、その中の一番不自然でなく良い方法を探って行き、完成に導くのです。
…しかしながら、何故かこの機体はそのいづれを駆使しても何か今ひとつ納得できる滑空と旋回の挙動を見いだせません。
「…?」
市販キットを組んでこうしたことは初めてでしたが、ふと思い当たることがあった私は一度、翼のセッティングを全て元の標準な状態に戻しました。
そして、大きさ4mm四方程に切った魚釣り用の板オモリ(重さは0,0g単位程しかない)一枚を、主翼の左端に取り付けました。

…そうです。
左右どちらかに曲がってしまう機体を点検して何の歪みも曲がりも確認されない場合、何らかの原因で機体左右の重量差が発生してしまっている可能性があるのです。その場合は当然、重い方に機体は傾き曲がってしまいます。
今回の機体で重量差が発生する要因として、キットでもパーツの精度にバラつきがある場合と、機体を組む際に使う接着剤の量が左右均等にならなかったことが考えられます。
前者は仕方ないとしても、後者は機体を組む本人が気を付けなくてはなりませんね(汗)!
…果たして、この小さな小さなオモリ一枚によって問題は解決されました。

上昇・滑空パターン、機体沈下率、機体速度。全てがうまくまとまった530S二号機です。