「一枚の板」が飛行機の形になり、飛行機の形をした「木工作品」が何回もの試験飛行と調整を経て「航空機」となっていく過程は、まるで少年が成長し「大人の男」の顔になっていくのを見る気がいたします。
しかしハンド・ランチ・グライダー機体製作も、ようやく最終段階にさしかかっている最中。
実は先週の金曜日、この機体の上空ランチ(投げ)調整飛行中に私は右肩を痛めてしまいました(右投げの為)。
ハンド・ランチ・グライダーの投げ方には、野球の球を投げるような「オーバー・スロー」と、最近になって一世風靡し始めた、主翼の端っこを掴んで振り投げる「サイド・スロー」(SAL・UHLGともいう)の二つがあります。
私の投げ方はこのうちのオーバー・スロー。いわゆる「野球投げ」です。
オーバー・スローは昔ながらの投げ方で、比較的小さな機体を投げるのにも適しています。
しかし気軽にハンド・ランチ・グライダーに親しむには全く問題ありませんが、競技等に出場してギリギリまで性能を競う場合は肩に負担がかかるリスクがあります。
実際この投げ方で肩を壊してしまい、サイド・スローに転向したフライヤーもいます。
これまでサイド・スローがどうしても性に合わず野球投げ一本だった私ですが、金曜日の機体発進時に右肩におかしな力が加わってしまった様子で、ずっと痛みが続き、この連休は天気が悪かったこともあり「肩休め」をしながら様子を見ていました。
しかし、今日の昼の調整飛行時でも相変わらず投げた時に右肩が痛んだ為、何とか無理をして一回だけサーマル飛行をした後調整を中止。
今後のことを考えることにしました。
滞空競技会は今度の週末です。
それまでに何とか右肩の痛みが引くことを願っていますが、肝心の最終調整飛行を本来は今週中に行わなければならないのを出来そうにない現状の為、仮に肩が回復したとしてもこのままだとぶっつけ本番です。
それ以前に、機体を思い切り投げて飛行させるハンド・ランチ・グライダーは肩が痛いままではまともに飛ばすことは不可能です。
また、怪我の状況によれば最悪、仕事や日常生活にも支障をきたしかねない為、私も辛い決断を迫られるところです。
この機体はオーバー・スロー専用に作られた為、今さらサイド・スロー機に変更は出来ませんし新たにサイド・スロー専用機を作製する時間も無い為、最悪今回の競技会出場は断念せざるを得なくなります。
スキーなどスポーツをされている方々も同様の悩みを抱えられるケースがあると思われますが、こうした時はやはり、長い目で人生を見る必要がありそうですね。
