私は本来、人と争ったり競ったりするのは好きではありません。
しかし。
時として自分の好きな分野では、そうした行為が良いモチベーションをもたらしてくれます。
以前お話した、来るフリー・フライト合宿においての新潟市在住のM氏とのライト・プレーン「滞空勝負」まであと僅か。
機体の方も競技に向けての準備が整いました。
まず、上の写真を御覧頂くとおわかりのように、翼紙はワザとシワシワにして貼ってあります。
これは何故か?
温度・湿度変化が原因の紙の伸び縮みによる「主翼の捻れ」を防ぐ為と、主翼表面の気流の剥離を極力防ぐ為なのです。
昔は翼紙を思い切り「パン!」と貼るのが「カッコいい」「上手に作れる証」だったものですが、実は現在、こうしたワザと翼紙を適度に弛ませて貼るのが竹ひご機作成の「主流」となっています。
向かって右がキット付属の国産灰色ゴムです。
左のベージュ色のものが、米国製競技用ゴム・FAI 「TANーⅡ」ラバーです。小型機だけでなく、世界選手権で闘う国際級競技機で使用されるのと同じものです。
灰色ゴムとは比べものにならない程の巻き数(灰色200回に対し800回~1,000回)、トルク、エネルギーを持ちます。
自動降下装置などと言うと、いかにもたいそうなメカに聞こえますが、実際小型機に使用される種類はこのような単純明快なものが多いのです。
国際級のハイテク機くらいになると電子タイマーや機械式タイマーが活躍しますが、これは線香を時限装置に利用し、一定の時間が経つと固定輪ゴムを焼き切って動力ゴムの固定を解除、機体のバランスを適度に狂わせてゆっくり降下させる仕組みです(焼き切った固定輪ゴムは後で回収します)。
実はこの方式は世界的に昔からフリー・フライト競技で使われていて、線香でなく専用の「火縄」で固定輪ゴムを焼き切ることにより機体バランスを崩してゆっくり降下させる方式でした。
※(火縄及び線香はアルミパイプで固定されていて、パイプの根本までくると必ず消火します。また、火力も線香花火以下で、火災などの心配は全くありません!)
線香ならば百均店で購入できますし、軽量に仕上がります。
しかし現在は、こうした火を使わずに繰り返し使える時限装置「クール・チューブ」が主流になりつつあります。↓
こうした降下装置、デサマライザーで飛行時間をセット。強力な上昇気流・サーマルに機体をさらわれないように備えているのです。
また、そうしたレベルの長時間・高空飛行を狙って選手達は滞空競技に臨みます。
この度のフリー・フライト合宿に私は今回の竹ひご機の他に、飛ばし慣れた競技用スチレン翼機(上記クール・チューブ製デサマライザー採用)を持参し、首都圏から大挙してお出でなさるベテラン・フライヤーをも迎え撃つ?予定です。↓
またコテンパンにやられるのがオチかもしれませんが(笑)(/ω\)









