2026年9月3日、ロシア・ハバロフスクでは、対日戦勝を記念して、兵士の銅像の除幕式が行われた。
 
日露戦争で日本が勝利すると、帝政ロシアは南樺太を割譲し、その結果、樺太中央の北緯50度線が日露の国境となった。国境には、4つの国境標石が置かれた。
1945年8月、太平洋戦争末期に、ソ連は対日参戦し、樺太では北緯50度の国境を越えて南樺太を解放した。
今回作られた銅像はその時の状況を象徴するもの。樺太国境二号標石は、現在、根室市歴史と自然の資料館に保管されている。今回作られた銅像ではソ連兵が国境標石をたたき割っているが、実際の標石はそんなに簡単に壊れるものではなく、実際の標石は銃弾で端が何か所かかけているだけなので、銅像はだいぶ誇張がある。
 
この銅像に対して、日本政府がロシアに抗議したとのことである。菊華紋が割られたのが気に入らないようだ。しかし、戦前の日本では、菊華紋は日本国の象徴として、随所で使用されていたので、当時の日本人が菊華紋が描かれたものを破り捨てたり、ごみにすることは日常茶飯事だった。いったい、今の日本政府は何に目くじらを立てるのか。
今回建てられた銅像の国境標石では、日本の菊華紋が割られているが、反対側にあったはずの帝政露西亜の紋章は、完全に破壊されているように見える。
 
樺太国境標石の説明は以下を参照ください。
http://nippon.nation.jp/Naiyou/KarafutoKokkyou/index.htm