浅見定雄/著『』日本キリスト教団出版局(1997/3)
 
著者はユダヤ教・初期キリスト教の研究者として、また大学教授として、早くから統一教会のマインドコントロールや詐欺商法問題に取り組んできた。
本書は主に1995年ごろに書かれた論文をまとめたもの。カルト問題を扱っているが、20ページ程度の論文をまとめたものなので、本としての統一感は今一つ少ない。当時、オウム問題が社会の関心事だったため、本書もオウム問題に関する記述が多いが、統一教会にも触れられている。著者の本職はキリスト教学者なので、統一教会のインチキぶりには我慢ならないのだろう。
 
著者は現在もご健在のようである。長い間、著者が取り組んできた統一教会は、すでに解散命令が出されている。どんな気持ちでおられるのだろう。