大坂拓/著『写真が語るアイヌの近代―「見せる」「見られる」のはざま』新泉社(2025/3)
幕末に日本に写真術が入ってくると、アイヌの写真が撮られるようになる。本書は、主に、戦前にとられた噴火湾を中心とする地域におけるアイヌの写真をもとに、明治以降のアイヌの姿を説明するのも。写真自体の解説よりも、むしろ、明治以降のアイヌ史に主眼が置かれているように感じた。
アイヌの写真といえば、樺太アイヌや色丹アイヌのものも残されており、これらも興味深いものであるが、本書は主に噴火湾地域を対象としてるため、樺太アイヌなどは本書には含まれない。
