部屋の片隅をDIYをして、
棚を作り、
スッキリとした部屋で
仕事が出来て幸せなMariです(笑)
 
パートナーの仕事の書類などが乱雑に置かれており、
でもそこはパートナーの"無法地帯"でもあるのであまり手を触れずにいたのですが、
やはりキレイになるとスッキリ。
パートナーも仕事が捗る様になった模様ニヤリ
 
 
 
 
 
(ここでいくつかのシーンを撮影された戦艦三笠)
 
 
司馬遼太郎氏の同名歴史小説を元にしたNHKの超大作・スペシャルドラマ『坂の上の雲』
をご覧になった方きっと多くいらっしゃるはず。
 
総制作費は数億円にも上るとも言われ、
また、撮影期間は三年(制作期間は、司馬遼太郎氏生前からの説得期間を入れると10年以上??)
放映期間も三年と言うとんでもない時間と人員と情熱を持って生まれたこの作品。
本木さん、香川さん、阿部さんなどの主演俳優陣ももちろんですが、
相手役となっているロシアや中国の俳優方も素晴らしかった。
(こんな細かなところまでこだわった作品に、いつか必ず出たいものです!デレデレ)
 
 
この作品、
私自身が制作したい2年以上前からリサーチ中のとある人物の生きた時代ともかぶるため、
さらに個人的にお芝居も演出も好きなため、
何度も何度も、事あるごとに拝見しています。
 
今日は、
12話と13話を続けて、再見。
 
その中で、
正岡子規の死後、仲間が集まって語らうシーンで、子規の友人でもあった夏目漱石が言う言葉があります。
もし、バルチック艦隊に負けたら、日本はロシアの植民地になる。『吾輩は猫である』も正岡の『一昨日のへちまの水も取らざりき』も、日本語で読めなくなる。落語も歌舞伎も能も狂言もおしまいだ。吾輩はかつて、文学を捨てて軍人になった秋山真之を軽蔑した。しかし、今、頼れるのはその秋山だ。それが悔しいんだ。」
 
 
夏目漱石のセリフとして語られているのですが、
この明治期に、日本国民が必死に守ろうとしたのは、
もちろん日本と言う国ですが、
その日本国を作り上げているのは、「日本語」や「日本文化」だったのかもしれない、と改めて感じました。
 
 
そして、今、平成の世、
仮想敵国への警戒心は常々ありますが、
幸運なことにも、他国からの侵略を恐れている時代ではなくなりました。
 
しかし、反対に、人口が減り、
いわゆる「日本人」と定義されていた人々がいなくなりつつあるのです。
 
先日の記事とかぶるのですが、
この戦時下で、先人たちが必死に守り続けた日本語は、
いわゆる"日本人"だけで守れる訳ではなくなりました。
 
(上の写真:右上の遥か彼方に見える船の辺りにバルチック艦隊が位置していた距離らしいです。
命の距離・・)
 
 
例えば、
日本語を個別で指導していた時に、
"これは、日本語で何と言うのですか?"
と質問されました。
日本語表現ワークショップでも良くあります。
 
 
それに対しての答えが、
英語からそのままカタカナで「日本語として」使用されている単語だった、
と言うのは、一度や二度ではありませんでした。
例えば、バスケットボール、プロジェクター、テーブル、サングラス、ワイン、エントランス、等々、、、
 
生徒の中には、
"え?本当に日本語はないの?"
と、驚きを隠さずに聞き返す人もいたり(笑)
 
 
「該当する日本語はあるけど、常用されてないのよね〜(苦笑)」
と言いつつ、
籠球、映写機、机/食卓、色眼鏡などなど、
自分も使わないわっとツッコミしながら教えてましたw
 
ただ、このそれぞれの言葉を知っていて、
「プロジェクター」と言うのか、
知らずして「プロジェクター」と言うのかは、また別問題。
 
自分を表現する、と言う上で
「どうやって、何の言葉を使って、その相手に対して表現するか」
自分で選ぶのは大切なので。
 
 
ちょっと話題がそれましたが、
先人達が守ってきた日本語や日本文化は、
ちょっとずつ消えて行っているのです・・・
違う表現をすれば、時代に馴染む形に変わって行っているのです。
 
感じるところありませんか?
 
例えば、ぶっ飛んでしまいますが、
お歯黒をしている人、ほぼいないんじゃないでしょうか。
 
私の周りでもしてる人もいないし、
噂を聞いた事もありません滝汗
 
でも、なぜか知っているし、
見た事もある。
 
それは何故か?どこで知ったのか?
 
 
映画!!!
ドラマ!!!!
でした。
 
 
そう!
作品の中なのです!
 
 
日本語の定義がドンドン変わっていく中、
辞書の言葉も実際、変わってる。
そんな中、命を紡いで守り続けてきた日本という国を作り上げる文化や言語を、
伝承・継承していくツールは
エンターテイメントなのです。
映画なのです!
ウェブドラマなのです!
ラジオなのです!
 
これが自分の中で腑に落ちた時、
とてもスッキリしました。
何故なら、エンターテイメントって特に生命を持続する上で必要ではないから。
衣食住には含まれないし。
でも、生きていく上では必要なもの。
 
心を豊かにするには、必要なものだと信じていましたが、
どこか、「いや、余暇ですよね」「趣味ですよね」と言う考えに対して太刀打ちできない自分がいました。
 
でも、そうだ。
映画はツールなのだ!
とさらに納得。
 
この時代、後に残すのは容易くなりました。
携帯でも映画作れちゃうし。
 
だったら、
自分が伝えて行きたいこと、
届けたいメッセージを作り上げて行こうと思います。
 
と言う、宣言記事になっちゃいました(笑)
 
役者として、その中で
どうメッセージを届けるツールとなりきれるか、
そこがまた別の鍛錬をして行きたいですなデレデレ
 
 
 
と言うことで、
初めての自主制作中のウェブドラマ「ジャパドリ」
年内に公開予定です。
 
3人の日本人が、ニューヨークで泥臭くも自分の夢に向かう、リアルニューヨークストーリーです。
SNSに切り取るキラッキラとしたNYにいる自分!だけじゃなく、その切り抜かれた残った部分のリアルな所の姿を描いています。
 
 
現在、アフレコ中。
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