COVID-19に関しての話です。
今日Googleで入手できるデータを参照してみ
ると全世界の感染者数約247.9万人、回復者
数約65.2万人、死亡者数約17.0万人です。死
亡者と回復者から推定された生存率は約79%
となります。(感染者から推定すると約95%
となりますが、感染者からは回復者と死亡者
が発生するのでこの数値はあてにできません。
尤も感染者の中に今後回復してくる多数の症
例はありうる事から79%は最悪の数字とみて
よいと思います。)
この数値がどれくらいのリスクなのかという
点に関し、我が国の癌統計と比較してみる事
とします。国立がん研究センターのがんの統
計'19によると全癌の5年実測生存率が59%、
Ⅰ期85%、Ⅱ期77%、Ⅲ期51%、Ⅳ期21%
となっております。このことから概略Ⅱ期の
がん患者さんと同じ程度のリスクであること
がわかります。我が国ではⅠ-Ⅱ期の患者さん
は手術で治療されることが一般的です。
最近、都内で最も受診患者さんの多い病院で
新型ウィルスの発生をみたため、80%の手術
が延期されると発表がありました。
勿論、新興感染症の蔓延は防止しなくてはな
らないでしょうが、かといって新規初診を断
られたり、予定している手術などの治療が遅
れることによってステージが進み5年生存率
が本感染症をはるかに凌ぐほど悪化する事態
は容認できないと思います。このような危急
の時にあっては漫然と手術を待機するのでは
なく他の手段を模索することとなります。
その場合、抗癌剤より全身への影響の少ない
放射線治療を筆頭とし、次善の策であっても
トライするメンタリティが重要となります。