★街コン!婚活パーティーに参加した話★
中学時代の同級生 丸川から連絡が入った。
『◯月◯日の婚活パーティー、3人参加での応募なんだわ〜。
1人足りないから出てくれない?』
なにぃ?!
婚活パーティー!?
面白そうな予感しかないwww
その日は特に予定が無かったのだが
仕方ない素振りを見せつつ即決で参戦を決めた。
男性陣 3人の詳細は こうだ
●丸川
婚活パーティー歴10年。
学生の頃 陸上部所属。ハンマー投げの選手。
ものすごくスケベな男。
●秀①ちゃん
耽美系、オサレ系、猟奇系、ヒップホップ、B系、V系、お笑い系、など全てのジャンルを中途半端に網羅した孤高のナイスミドル。
●わたなべ
女性とのデート経験が一度もないピュアすぎる男子。
学生の頃 囲碁将棋クラブの部長。
俺はすでに勝ちフラグ
しかし 俺の思考は
街コン…
経験するだけでも有り難いな、
取りあえず社会勉強だな、
ふむ、
彼らを持ち上げつつ、楽しむか。。
そう心に決めていた。
こっそりと
妄想と股間を膨らませながら
当日、はやる気持ちを抑え
いざパーティー会場へ。
もちろん私が一番乗りである
じつは私はかなりの人見知りで、
女性を目の前にすると股間が、
あ、違う、
緊張で硬直してしまい、
自身をうまくアピールする事が出来ないのだ
よって、麦茶のペットボトルにウイスキーを入れて持参
乾いた胃袋へ一気に流し込む
内臓が焼け付くような感覚が心地いい
(やっていることがアル中のオッサン)
そうこうしてるうちにゾロゾロと人が集まってくる
すでに期待と妄想で私の股間はMAX
大昔、隣の職場の外国人女性に
唐突に
『モッコリってドンナ意味?』
と質問された事があったが、
当時 内気な私は答えをはぐらかしていた。
しかし、今なら 完璧な回答ができる
俺は遠い甘い記憶を懐かしんでいた
歩行困難ではあるが
周囲に悟られぬよう
頭の中で九九を唱え気を紛らわす
3対3 で対面し 男性の自己紹介後にフリータイムがある。
席のローテーションがあり
3対3の対面が 3回 発生する。
合計 9人の異性と会話することができるシステムだ。
最初のテーブル
●保育園の保母さん
現役の保育士。なんだか優しそうだ。
●家事手伝いの方
悪く言えば無職。専業主婦に憧れているタイプか?
●第2の人生のパートナーを探している方
人生経験してるだけあって しっかりしている。
そして
まず丸川が自己紹介
この男 顔にスケベが滲み出ている。
オーラがそうさせているんだと思う
どんなタイプが好きか?
そんな話題をふられた
次の瞬間!
唐突に
丸川が言い放った!
「おれ 面喰いなんですよ」
…。
屁が出た
バカすぎる、、
初対面の女性に対して
「おれ面喰いなんですよ」、、、
この一言で
丸川の女性遍歴を察した、。
俗に言うモテない君だ
次に
囲碁将棋クラブ部長
隣にいるのに ボソボソ何言ってるか聴こえない💦
おーーーーい、、
女性陣の目を見て話せー、、💦
声小さくて女性陣に伝わってないぞー、、
女性陣スマホを触り始めたぞ〜、
これはまずい、、💦
難易度が高い、、、
できる事なら全ての人に楽しんで帰ってほしい、
なんとかしなければ、、
この時の俺はすでに変な正義感に駆られていた。
忍ばせていたウイスキーをおもむろに補給する。
次に俺の自己紹介
ここは特に面白味もなく真面目に簡潔に済ませ次の展開に備えた。
そして次のテーマ
《料理》
女性陣は 得意料理など好きな食べ物など事細かく プロフィールに記載してある。
次の瞬間!
またしてもスケベ男が 先陣を切った!
『おれ 休日に ケーキ焼いてます』
尻毛が絡まった
うそつけ!!
んなわけないやろ!?
しかし女子たちは 反応する
『えーーー!?ケーキ焼くんですか!??』
なんと、、
たった一言で女子達の興味を全てかっさらっていった
ハンマー投げで鍛えた強靭な男が 休日にケーキを焼いている
まるで歌舞伎町で小野小町と遭遇するようなものであろう
意外性が 当たった
さすがスケベ
相手の心を掴む事には長けている。
てゆか詐欺師
このコミュ力があれば安心だ
俺は俺の時間を楽しむぞ
酔いが回ってきた俺は 料理に関してうんちくを述べはじめた
●俺は食べる時間よりも長くキッチンに居たことはない
●10割レンチン
●味付けなんぞ 醤油ぶっかけて終了
●そもそも料理なんぞ必要ない。
スーパーの惣菜買えば 洗い物も出ない
●しばらく包丁もハサミも使っていない。野菜なんぞ ねじってちぎる。
酔った俺は ありのままの自分をさらけ出した
次の瞬間
なぜか俺は女子たちの喝采を浴びていた
ズボラ飯
そう
秀①ちゃんの生活スタイルが好評であった
予想外の展開
そう、モテ期の到来
ここでずっと気にはなっていたのだが
俺の正面
家事手伝いの女子
どう見てもスッピンである
もしかしたら 肌に合わなくて化粧をしないのかもしれない、
もしかしたら 肌に持病があるのかもしれない、
そもそも 人の容姿をあーだこーだ言ってはいけない、
言う権利もない、
しかし
どうみても ヒゲを蓄えている
うっすらというレベルではない
5ミリ以上の口ひげが生えそろっている
そう
まるでパイレーツオブカリビアン

普段 女性に対して デリケートな質問はしないのだが
酔っぱらった俺は今 デリカシーがない
躊躇なく唐突に聞いてみた
『お化粧は、、しないのですか?』
家事手伝い女子
『した事ありません』
即答だ
私
『なにか理由があるのですか?』
家事手伝い女子
『特にないです』
インポになった
おいおいおい、、、
スッピンで5ミリの口ひげはやして
けっこうなミニスカート履いて婚活パーティーに来るとか
いったい何を期待しているんだ、、、
どうやら その女子は 今回が3回目の参加らしい
婚活パーティーに来て
相方を探す前に
することあるやろ、、、
よく見ると 髪もベタベタ テカってる、、
「お風呂、はいってますか?、」
そんな事は聞けない、、
なんと、、救わなければイケナイ人がここにも?!
俺は臨戦態勢に入っていた
目の前のヒゲ子を救ってあげないといけない
決してバカにしたりとかそーゆーのではない
今まで教えてくれる人が周りにいなかったのであろう
聞けば
今まで一度もメイク道具を持った事がないらしい。
そして
家では ほとんど寝て過ごしているらしい。
聞けば聞くほど異世界に引きずり込まれる、
触れてはイケナイ世界なのかもしれない
そう思うようになった
私の正面だけ異世界、、、
なんでこんな目に、、、
ストレートのウイスキーがものすごく効いてきたのもあって
すでに私はどうでもよくなっていた
そこからは感性でやりすごしてしまい
あまり覚えていないのだ。
後々
丸川から聞いたのだが
私は 婚活パーティーで女性陣をひたすら笑わせていたらしい。我らのテーブルだけ大爆笑、あきらかに異世界になっていたとの事。
まるで合コン
もちろん収穫はゼロ。
しかし俺は全く後悔はしていない。
俺は孤高のナイスミドル
人を楽しませる事はやめない
なぜなら
人を楽しませると
その笑顔によって
自分自身も楽しくなるからだ
みんな楽しいなら
それはそれでハッピーなんじゃないかと思う
おれは
辞めていたタバコに
火をつけた
秀①ちゃん

