1982年、機動戦士ガンダムの再放送による
ガンプラブームが巻き起こり
入荷予定日には、子供達が早朝から長蛇の列を作って
店の前に並んでいた。
そんなある日の事。
その日は僕も1/144量産型ザクを買うために、
阿佐ヶ谷の某有名模型店に並んでいた。
列に並ぶ子供の人数と、ガンプラ入荷数は比例せず、
僕を含め列の後ろに並んでいた子供は買うことが出来ず
断念する事になる。
大半の子供が肩を落として帰る中、
僕は特にガンプラが好きだった訳でもない為、
そのまま店内へ残っていた。
その模型店は、ラジコンやミニカーなど、模型以外の商品も
置いてある大きな店で、店内を歩いているだけでも楽しい店だった。
いろいろ物色しているとき、Gケースの上にある箱の中に、
丸い形をしたミニカーが置いてあるのに気が付いた。
350円、ガンプラよりは高いけど買えない値段ではない。
欲しいものはいろいろあったけど、この初めて見た丸い車を、
その日の僕は選んだ。
初めて「チョロQ」を手に取った瞬間である。
発売から2年後の事だった。
スーパーカーブームも去り、口に出すことも少なくなったが、
やはりカッコイイ。
初めて購入したその車は「ランボルギーニ・カウンタック」。
カラーはブラック&ゴールド。
その後、数台のチョロQを購入する事になるのだが、
それらは26年経った今でも手元に残っている。
F-1、VWバハ、フェアレディZ、
ランチァ・ストラトス・ターボ、
コンバットチョロQ。
購入したチョロQには、それぞれ思いがある。
黒いカウンタックは、77年のワールドスーパーカーフェアで見た ブラックカウンタックに衝撃を受けた事。
(画像のカウンタックには、F-1のタイレルP34や、ザクなどのモビルスーツ用の
デカールが貼られているが、これは個人的趣味の物。これにより当時興味があった物が確認できる)
F-1もスーパーカーブームから。「F1グランプリ」「ポールポジション」等の
映画も見るくらい好きだった。
VWバハは、ルーフにサーフボードが乗っていた事。
フェアレディZは、この時のチョロQの中では、
国産車で唯一のスーパースポーツカーであった為。
ストラトスは、「サーキットの狼」で、風吹裕矢が日光レースで乗った
ストラトスターボが一番好きだった事による。
(画像のストラトスは、当時のチョロQを狼仕様に改造した物)
コンバットチョロQは、戦争映画好きなところから。
TVシリーズの「コンバット」や「史上最大の作戦」、
「遠すぎた橋」など良く見る映画は戦争物が多かった。
タミヤ製ミリタリーミニチュアシリーズにハマッた時期もある。
当時のタミヤMMは、何故かドイツ軍物が充実していたので、その影響もあり、
チョロQも自然とドイツ軍ばかり。
どれも状態は悪くなく、今も普通に他のコレクションと一緒に収まっている。
僕のチョロQはこの時から始まったが、その後約10年間、
空白の時期に入ることとなる。



