日本の子供達に大人気のヒーローです。
ウルトラマンは40年以上経った今でも人気がありますね。
今や親子で楽しめる物になりました。
新しいシリーズが次々と始まり、継続して放映している事が人気の秘訣だと思います。
これまでにも様々な特撮ヒーロー物が作られてきましたが、
やはり継続性の無い物は過去のヒーロー扱いで、半分忘れ去られている状態でしょう。
僕が小学校の頃に「人造人間キカイダー」と「キカイダー01」という
特撮物がありました。今でも覚えている、知っているという人はいますが、
今も大ファンという人はなかなかいないでしょう。

悪く見れば、赤と青の動脈と静脈を思わせるカラーと、
半分だけ内臓機械が見えている奇抜なその姿は、ヒーローと呼ぶには無気味で、
原作の内容もダークです。
逆に良く見れば、赤青黄色の子供が好きな原色とメカニカルなボディ、
ギターやトランペットを奏で、サイドカー付きバイクを乗り回す姿は、
それまでのヒーローとは全く違い斬新でかっこいいのです。
そんな姿のキカイダーと、続編のキカイダー01が、
ある時期を境にハワイで大ブレイク!
ハワイではほぼ日本と同じ頃に放映が始まり、2001年の再放送時には
なんと70%以上の高視聴率番組でした。
その時から何年も経っているのに、今でも人気が衰えません。
主人公のジローとイチローを演じたお二人は、今やハワイでは憧れの英雄で、
名誉市民として賞賛されています。
サイン会や握手会には、ハワイ諸島全島からファンが集まり、
長蛇の列が出来るそうです。
キカイダー01の主人公イチローを演じた池田駿介さんは、
以前仕事をご一緒してからは、お会いする度にハワイの話で盛り上がります。
その池田さんから、こんな話を聞いたことがあります。
ハワイで初めて開催されたキカイダーのイベントの時に、
ゲストとして2人が迎えられました。
ステージショーでは、悪の軍団と戦う為にイチローとジローが駆けつけ、
2人はそれぞれのキカイダーに変身して敵を倒すという内容だったようですが、
敵役のハカイダーのコスチュームを着ていた現地の青年が、
ステージの袖で泣いていたというのです。
池田さんが何故泣いているのか尋ねると、彼は
「僕は小さい頃から体が弱く、キカイダーに憧れていて今でも大ファンなのに、
ハカイダーという最も有名な敵役に抜擢された上に、
今あなたがたと共演出来る事に非常に感激しているのです」
と言っていたそうです。


しかし、ハワイで何故キカイダーとキカイダー01が、
これほどまでに人気があるのか不思議に思いますよね?
それには理由がありました。
以前からウルトラセブンや仮面ライダーなども放映されてはいたのですが、
全て吹き替えや字幕が無い放映だったのに対し、
キカイダーには字幕があったからだそうです。
それ故に、現地の子供達には人気があったのでした。
子供だけではなく、大人までも巻き込む世代を超えた社会現象となりました。

以来、キカイダーはハワイでは特別な存在であり、
現在はハワイ州知事が4月12日をジェネレーションキカイダーズDAYに制定、
5月19日をマウイ島でキカイダーズDAY、
オアフ島ではキカイダーブラザーズDAYに制定されるまでになっています。
ハワイ州知事にまで歓迎されるキカイダーと、ハワイ出身のオバマ新大統領は、
はたしてどっちが人気あるのかな?
