一つ思い出しました。
数年前に開催されたチョロQEXPOで、展示のお手伝いをしていた時の事です。
展示品には現行STDもあったので、新製品が発売されれば
展示棚に追加していかなければならなかったんだけど、
メーカーからの提供品が間に合わず、
急遽近所の玩具店まで探しに行った事がありました。
その周辺には百貨店も玩具店もあまり無かったので、
探すのに苦労はしましたが、なんとか一軒、大手百貨店を見つけました。
しかし、ホッとしたのも束の間、そこにはチョロQが置いて無かったのです。
その後あちこち探したけど見つからず。得意のタウンページ作戦を使っても、
車がないから遠くまでは行けませんでした。
結局半日かかっても見つけられなかったので、その会場では、
開催初日から数日間、サンプルが送られてくるまで
新製品の展示は出来ませんでした。
展示が出来なかった事、これ自体はいいんです。
問題なのは、玩具店や玩具売り場にチョロQが置いて無いという事です。
当時は、この事実に対し「チョロQが無いなんて営業担当は何してんだろ?」
などと憤慨した物でした。
小売店に到達しない流通事情や問屋の営業にも問題はあったと思うけど、
売れない玩具では無いのだから、営業次第で売り場の状況は変えられるはずです。
メーカーの方にしてみれば、こんな事は
「社内事情を知らない素人が何を生意気な事言ってるんだ!」
と思うかもしれないけど、よく考えてみましょう。
以前はライバル、今は同じ社内の商品であるトミカ。
このトミカが置いていない玩具売り場を見た事がありません。
僕が最近良く行っているベビーザらスでも、
基本的には乳幼児からの知育玩具が中心だけど、トミカだけはあります。
かつては自転車屋にだってあったんだし。
僕も小学生の時はトミカで遊びました。親戚がタカラにもトミーにもいたので、
姉にはリカちゃん、僕にはトミカとプラレールが与えられていました。
トミカは歴史も古く、あのサイズのダイキャストミニカーとしては
世界一のクオリティを誇る商品だと思います。
画期的なプルバックゼンマイを搭載し、軽量で扱い安く、
塗装や改造でも楽しめる所にトミカには無い長所が多く見られます。
ライバルとはいえ、全く違う玩具なのです。
同じクルマ玩具であっても、ジャンルの違う玩具である以上、
玩具売り場には両方が必要なんですよね。選ぶのはお客様なんだから。
メーカーの担当者は、日本中の玩具売り場に出張してでも
チョロQを売り込む価値はあると思ってます。
最近は、Qステアの台頭で、そこからのバリエーションが増殖しています。
チョロQ本来の形ではないけど、チョロQの存在を
さらに拡大するいい機会だと思ってます。
しかし僕はこうも思います。
モータートミカやモーターチョロQがパッとしなかったように、
元々手動で遊ぶ玩具に電池やモーターを搭載した物には限度があると。
バッテリーや動力源には使用期限があるし、遊び方にも限界が来るので、
Qステアを始めとする赤外線コントロール物は、いずれ懐かしの玩具となるでしょう。
しかしチョロQは違います。
子供も大人も、プルバックゼンマイを巻き続ける限り後世へ残せます。
現存する豆ダッシュは、発売から30年近く経った今でも
鋭い走りを見せてくれますよ。
追記
デジQやQステアもコレクション対象にしている方は、
内蔵電池を取り外して保存しましょう。時計コレクターの間では常識です。



