都内N区。
都会の喧騒から少し離れた所に所在する、あるトンカツ専門店に、
平田牧場勤務時代の友人と食事に来ていた時の事。
そのトンカツ屋は、友人の高校時代の同級生の家でもあった。
その同級生には、女優の姉がいたので、
店内には、その彼女の写真が何枚も貼られていたが、
当時の僕は、テレビドラマや邦画をほとんど見ていなかったので、
その女優さん(若村麻由美さん)の事を知らなかった。
「まじで?このお姉ちゃん有名だよ?何だよチョロQしか興味ねぇのかよ」
と、友人は笑いながら言っていたが、興味がなければ本当に知らないものだ。
食事を済ませ、店に小一時間程度いる間、ひとしきり話をしてから店を出た。
電車で来たので、駅まで歩くのだが、その途中、
カメラ屋と思われる店のガラスケースの中に 「チョロQ」 の文字を発見した。
近づいてみると、やはりチョロQのロゴだった。
友人は大爆笑しながら、
「アンタほんとにすごいな、有名な女優を知らないのもスゴいけど、
よく道の反対側からこんなちっこいチョロQ見つけたよ」
と一人で騒いでいたが、僕も自ら感心してしまった。
店頭には 「写ルンです」 がぶら下がり、
店内の壁面にも一眼レフやコンパクトカメラが展示してある、
建物は旧く、店内もガチャガチャとしてはいたが、見た目は普通のカメラ屋。
しかし何故かチョロQが箱ごと置いてある。
見つけたチョロQは「チョロQライト」
シャーシを無くして軽量化したチョロQだった。
箱には400円と印刷されているが、マジックでも大きく¥400と書かれていた。
中を見ると、チョロQライトが数台と、他にチョロバイのポリスタイプが数台入っていた。
薄汚れているこの感じから察するに、十数年誰も触れていないだろうと思われた。
どちらもまだ未入手だったので、一応購入した。
チョロQを見つけ出した事は何度かあったが、
カメラ屋から見つかったのは初めての事だ。
店内を見渡しても、チョロQ以外の玩具は置いていなかったので、
僕がこれを購入した事により、この店から玩具は無くなった事だろう。
今この話をパソコンに打ち込みながら思い出したが、
以前フジカラーの景品で、チョロQライトのコピー品を使っていた事があったが、
何か関係があったのだろうか。
