ブログやサイトなどでは、癌ワクチン治療の受けることのできる病院や研究施設が紹介されています。
癌ワクチン、つまり癌の病原体の毒性をなくしたものをワクチンとして体内に入れ、抗体を作る治療法です。
まず、ペプチドワクチンと呼ばれる癌ワクチンは、癌抗原ペプチドや癌抗原ペプチドを作るたんぱく質を体内に入れ、増殖した癌を攻撃します。
患者自身の癌細胞を使用するため、自家癌ワクチンは、副作用も少なく、また効果的に癌細胞を攻撃することができるとして注目を集めています。
手術の際に残ってしまった小さながん細胞も自家癌ワクチンは破壊することができ、再発や転移の防止にも効果が期待されます。
これは自家癌ワクチンと呼ばれ、手術で切り取りホルマリン漬けにされた癌細胞から作成されます。
これまで自家癌ワクチンの作成には、どのように癌細胞を患者から取り出すかが問題だったのですが、手術で切り取った癌細胞を使用することができることが分かりました。
また、現在研究段階の癌ワクチンが多く、全ての病院で治療が受けられるのではないようです。
ただし、手術の際に癌細胞を切り取るため、自家癌ワクチンを使用することができるのは、手術をすでに行った患者のみとなります。
ペプチドワクチンの原料は化学合成品となりますが、自家癌ワクチンは、患者自身の組織が原料になるのが大きな違いです。
実際にはまだ全ての患者に効果がある癌ワクチンではないため、多くの病院や研究施設で研究、治験が行われています。
癌ワクチンの治療を希望する場合には、できるだけワクチン治療に詳しい病院を選ぶ必要がありますね。
また、どの治療法でも同じですが、病院によって得意としている分野があるので、癌ワクチン治療が得意な病院を探すのが良いのではないでしょうか。
今後、さらに研究が進めば、進行した癌に有益な治療法として癌ワクチン治療がますます期待されるのではないでしょうか。