再発に有効といわれる癌ワクチン | 健康ってこんなにも維持が大変!

健康ってこんなにも維持が大変!

健康の敵は世に沢山! 維持できるようがんばろう


増殖した癌細胞の数に細胞傷害性T細胞の数が対抗できるようにするのがペプチド癌ワクチンなのですね。
癌が再発した場合には、体力の問題もあり、手術などが受けられないこともありますが、癌ワクチンであれば、患者の負担も少ないのかもしれません。
この自家癌ワクチンと呼ばれるワクチンは、手術時に、患者から取り出した癌細胞をホルマリン漬けにしたものを使用します。
しかしながら、癌ワクチンというのは、現在、まだ研究段階のワクチンが多く、全ての人に合うワクチンというのは難しいようです。
癌ワクチンでよく知られるがん抗原ペプチドなどは、癌細胞をターゲットとする免疫細胞となる細胞傷害性T細胞のみを増殖させます。
現在もまだ研究が進められている癌ワクチンが多いため、治験という形で治療を行っている病院や研究所もあります。
ただ、これまでもう治療ができないといわれてきた患者にとって癌ワクチンというのは、大きな希望となるのではないでしょうか。
癌の治療で手術を行っても、小さな細胞などは残ってしまうことがあり、これがまた増殖し、癌が再発してしまうことがあります。
癌ワクチンは、免疫療法の一つなのですが、癌細胞に対抗する免疫細胞の働きを活発化することで残った細胞を攻撃してくれるのです。
また、放射線療法などに比べても、癌ワクチンは副作用が少ないのではないかと思います。

癌ワクチンには、この抗原ペプチドのように化学合成品を原材料としたものとは別に自分の癌細胞を使用するワクチンがあります。
癌ワクチンは、癌の再発防止に効果があるとされていますが、これはどうしてなのでしょうか。
これまでの研究では、自家癌ワクチンの投与によって、再発率の高いといわれる肝がんの再発も抑制されていると報告されています。
再発の恐れの高い癌ですが、癌ワクチンの研究がさらに進み、多くの再発を防止できる日も来るのではないでしょうか。