Bar BAKER お気に入り盤紹介343。 | 「Bar BAKER(バー・ベイカー)」のブログ。

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日野市・豊田駅北口「Bar BAKER(バー・ベイカー)」店主のブログです。ウイスキー、ジン、カクテルなど、こだわりの洋酒と音楽。落ち着いた空間で、一息つきませんか?
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3月の第1週が終わりました。朝晩はまだ寒いですが、日中の寒さは少しずつ和らいで、春らしい陽気になってきましたね。ただ、花粉の飛散もピークを迎えているので、なかなかつらいところです。もうしばらくの間、耐えなければ・・・。

 

本日(8日)は、当店はお休みをいただきます。また月曜日以降、お待ちしておりますので、よろしくお願いします。なお、来週の日曜日(15日)は、お休みをいただきます。

 

ここで久しぶりに音楽ネタでも。僕の大好きなピアニスト、エヴァンス先生こと、BILL EVANSのあまり知られていない録音を取り上げてみたいと思います。

 

 

LOOSE BLUES / BILL EVANS / MILESTONE

 

ジャズ・ピアノの巨人、BILL EVANSといえば、圧倒的にピアノトリオが有名ですが、数は少ないものの、いわゆるコンボ編成による録音も何枚か残しています。ベースの革命児、SCOTT LAFAROを擁し、インタープレイの概念を持ち込んでピアノトリオの在り方を根本から変えてしまった第1期トリオですが、1961年、LAFAROの早すぎる死によって解散を余儀なくされてしまいます。失意の中にいたEVANSがいろいろと試行錯誤していた時期に、ソロ、デュオ、コンボ、自身の多重録音など、様々な編成で録音を試みていますが、なかでもとくに有名なのが、JIM HALL(ギター)、FREDDIE HUBBARD(トランペット)を迎えて、クインテット編成で吹き込まれた「INTERPLAY」(riverside)でしょう。本作は「INTERPLAY」セッションの1ヶ月後、トランペットをテナー・サックスに替え、再びクインテット編成で吹き込まれた続編のようなセッションです。メンバーは、BILL EVANS(ピアノ)、ZOOT SIMS(テナー・サックス)、JIM HALL(ギター)、RON CARTER(ベース)、PHILLY JOE JONES(ドラムス)によるクインテット編成で、1962年の録音であります。渋めのオールスター的な凄腕の面子が揃っていますよね。曲目を見ると、全てEVANS自身の作曲による難解なオリジナル曲で固められており、このセッションに向けた意気込みが感じられます。冒頭のタイトル曲「LOOSE BLOOSE」は、「INTERPLAY」を彷彿とさせるブルース曲で、知的に抑制されたクールな演奏が繰り広げられ、静逸な雰囲気のバラード曲「TIME REMEMBERED」は、後の定番レパートリーとして残ることになります。愛らしいテーマの「MY BELLS」、クラシック的な「THERE CAME YOU」なども耳に残りますが、個人的にいちばん好きなのは「FUNKALLERO」ですね。ZOOTのテナーが奏でる印象的なテーマ、いつもより少しホットなEVANSのピアノ、淡々と刻むHALLのギター、そして熱いビートを叩き出すPHILLY JOEのドラムスがビシッと決まって、とにかく格好いいです。全曲がEVANS自身のオリジナルで固められ、メンバーも豪華で聴きどころも多い本作ですが、当時はお蔵入りとなり、EVANSの死後、ようやく日の目を見ることになります。姉妹盤ともいえる「INTERPLAY」と併せて聴いてみると、とても興味深いですよ。

 

おまけ。

 

先日、早咲きの河津桜の様子を再度観に行ってきました。開花が進み、青空に映えてとっても綺麗でしたよ。

 

 

 

 

Bar BAKER

 

日野市多摩平1-5-12 タカラ豊田ホームズ107