Bar BAKER お気に入り盤紹介291。 | 「Bar BAKER(バー・ベイカー)」のブログ。

「Bar BAKER(バー・ベイカー)」のブログ。

日野市・豊田駅北口「Bar BAKER(バー・ベイカー)」店主のブログです。ウイスキー、ジン、カクテルなど、こだわりの洋酒と音楽。落ち着いた空間で、一息つきませんか?
おひとりさま、初めての方、女性の方も、お気軽にどうぞ。

12月も中旬に入りましたが、相変わらず週末だけは活気があるものの、平日の夜は人通りも少なく厳しい日々が続いています。なかなか思うようにはいきませんが、少しずつでも上向いてほしいものです。

 

本日(12日)は、日曜日ですが当店は営業します。天気もよさそうですし、お時間がございましたら、一息つきに来ませんか? お待ちしております。なお、来週の日曜日(19日)は、お休みをいただく予定であります。

 

当店では、椅子を間引いて客席数を減らし、マスク着用、アルコール消毒、額式検温、アクリル板パーテーション、換気扇(2ヶ所)、空気清浄機などの感染防止対策を取っています。また、東京都による徹底点検において全ての項目をクリアし、飲食店等感染防止徹底点検済証も取得済です。

 

ここで、恒例のアルバム紹介です。このところ、原田知世さんやエヴァンス先生(BILL EVANS)といった番外編が続きましたが、今回は本来のCHET BAKER関連に戻って、日本のジャズ・トランぺッターによる、CHETへのトリビュート・アルバムです。

 

 

BROKEN WING / HIRO KAWASHIMA / TEMCA

 

晩年のCHET BAKERとの交流でも知られ、音楽ユニット、LOVE NOTES(ラブ・ノーツ)のリーダーとしても活躍されているジャズ・トランぺッター、ヒロ川島(トランペット、ヴォーカル)さんによる、CHETへのトリビュート・アルバムです。基本的には遠藤征志(ピアノ)さんとのデュオ編成で、2019年の録音であります。曲目を見ると、「I’VE NEVER BEEN IN LOVE BEFORE」に始まり、「YOU GO TO MY HEAD」、「SHE WAS TOO GOOD TO ME」、タイトル曲「BROKEN WING」といったバラード曲が目白押しで、繊細なトランペット、優しいヴォーカルをじっくりと堪能できます。唯一アップ・テンポで奏でられる「FOR MINORS ONLY」では、トランペットとピアノとの熱いインタープレイも格好よく、勢いのある演奏が繰り広げられています。最後の2曲、「MY FUNNY VALENTINE」、「FUNK IN DEEP FREEZE」では、中津裕子(ベース)さん、中屋啓之(ドラムス)さんを加えたカルテット編成になっていて、余白の多いデュオ演奏が続いた後にリズム・セクションが加わることで、ガラッと雰囲気が変わります。とくに「FUNK~」は、CHETにとって最後となった来日公演(1987年)の最終日の夜、新宿のジャズクラブ「J」で、ヒロさんがCHETのグループに飛び入りセッションした思い出の曲だそうです。本作では、ステージ上で動転して立ち尽くすヒロさんに「お前、立ったまま吹くつもりかい?」と話しかけるCHETの声が曲間に挿し込まれており、当時の光景が目に浮かぶような凝った演出になっています。アルバムに付属のブックレットには、ヒロさんが書いたエッセイが収録されており、CHETに初めて会った日のこと、愛用のトランペットを譲ってもらったこと、来日公演時の思い出など、思い入れたっぷりの内容となっています。ヒロさんのアルバムは、音楽ユニットのLOVE NOTES、自身のソロ、ともにCHETに捧げる要素があるものが多く、CHET BAKERのファンにもおススメですよ。

 

まだまだ先の読めない状況が続きそうですが、応援してくださるみなさま、ありがとうございます。今後とも、よろしくお願いします。

 

Bar BAKER

 

日野市多摩平1-5-12 タカラ豊田ホームズ107