10月も中旬に入りました。雨の影響もあり、いちだんと厳しい状況が続いていますが、応援してくださるみなさまには心から感謝しています。今後とも、よろしくお願いします。
本日(11日)は、当店はお休みをいただきます。また月曜日以降、お待ちしておりますので、よろしくお願いします。なお、来週の日曜日(18日)は、営業する予定であります。
当店では、来ていただいたみなさまには間隔を空けて座っていただき、アルコール消毒にもご協力いただいています。また、普段は入口横の換気扇を回していますが、人数が多めになった場合には(客足が鈍っているので滅多になりませんが・・・)、奥も含めて2ヶ所の換気扇を回すようにしています。
さて、恒例のCHET BAKERのアルバム紹介をしてみたいと思います。今回の盤は、CHETの甘いヴォーカルを堪能できる、唄ものをまとめた1枚であります。
THE ESSENTIAL CHET BAKER SINGS / CHET BAKER / PACIFIC JAZZ
CHET BAKERは、端正なトランペットに加えて、中性的とも言われるヴォーカルにも人気があります。男性のようにも女性のようにも聴こえる彼のヴォーカルは、好き嫌いは分かれると思いますが、一度聴くと忘れられない不思議な魅力があります。一定の音圧でクールに唄うスタイルは、後に流行することになるボサノヴァの歌唱スタイルの原型とも言われています。実際、ボサノヴァの黎明期から活躍したANTONIO CARLOS JOBIM、JOAO GILBERTO、ASTRUD GILBERTOといった代表的な面々は、皆、CHETの大ファンでした。CHETの人気を飛躍的に高めたのが、1954年、pacific jazzレーベルに吹き込んだ初のヴォーカル・アルバム「CHET BAKER SINGS(10インチ盤・8曲入り)」でした。メンバーは、CHET BAKER(トランペット、ヴォーカル)、RUSS FREEMAN(ピアノ)、CARSON SMITH(ベース)、BOB NEEL(ドラムス)という当時のレギュラー・カルテット編成で、選曲やアレンジなどは、ピアノのRUSSが担当していました。このアルバムの大ヒットを受けて、翌55年には「CHET BAKER SINGS AND PLAYS」、56年には新たに6曲を追加録音して「CHET BAKER SINGS(12インチ盤・14曲入り)」が発売されました。本作では、この3枚の「SINGS」ものから、カルテット編成の20曲を抜粋して1枚にまとめています。「MY FUNNY VALENTINE」、「BUT NOT FOR ME」、「I FALL IN LOVE TOO EASILY」、「LET’S GET LOST」、「LIKE SOMEONE IN LOVE」、「MY IDEAL」など、有名な(というか、当時はあまり知られていなかったけれど、後に有名になったといったほうが正確かも)スタンダード曲が目白押しです。3枚のアルバムから選曲されていますが、RUSSのピアノに、ベース、ドラムスを加えたカルテット編成という点で共通しているので、通して聴いても全く違和感はありませんし、初期のヴォーカル録音をまとめて楽しめる大満足の1枚でありますよ。
先の見えない厳しい日々が続いていますが、応援してくださるみなさま、ありがとうございます。新たに定着しつつある方々もいて、厳しい状況の中、とてもありがたく思っています。外で飲食する習慣そのものが無くなってしまったのか、ほとんど来なくなってしまった面々についても、少しずつでも戻ってきてほしいものです。みなさま、よろしくお願いします。
Bar BAKER
日野市多摩平1-5-12 タカラ豊田ホームズ107
