Bar BAKER お気に入り盤紹介283。 | 「Bar BAKER(バー・ベイカー)」のブログ。

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日野市・豊田駅北口「Bar BAKER(バー・ベイカー)」店主のブログです。ウイスキー、ジン、カクテルなど、こだわりの洋酒と音楽。落ち着いた空間で、一息つきませんか?
おひとりさま、初めての方、女性の方も、お気軽にどうぞ。

9月も中旬に入りましたが、相変わらず夜間の人通りが壊滅的に少なく、厳しい状態が続いています。ようやく、23区でも時短要請が解除されることになりましたが、停滞したムードが少しでも緩和されることを願うばかりです。本当に厳しい日々が続きますが、変わらずに応援してくださるみなさまには心から感謝しています。今後とも、よろしくお願いします。

 

本日(13日)は、当店はお休みをいただきます。また月曜日以降、お待ちしておりますので、よろしくお願いします。なお、来週の連休は、20日(日)、21日(月・祝)、22日(火・祝)とも、営業する予定であります。

 

当店では、来ていただいたみなさまには、間隔を空けて座っていただき、アルコール消毒にもご協力いただいています。また、普段は入口横の換気扇を回していますが、人数が多めになった場合には(客足が鈍っているので滅多になりませんが)、奥も含めて2ヶ所の換気扇を回すようにしています。

 

前置きが長くなりましたが、恒例のCHET BAKERのアルバム紹介をしてみたいと思います。今回の盤は、晩年の愛弟子、NICOLA STILOとの初めての共演盤で、入手が極めて困難なことでも知られている激レアな1枚であります。

 

 

JUST FRIENDS / CHET BAKER / ARCO

 

CHETの晩年、影のように傍らに寄り添い、公私ともに深い付き合いだったイタリア出身のマルチ奏者(本業はフルートだが、ギター、ピアノもこなす)、NICOLA STILOとの初めての共演盤として知られる1枚です。メンバーは、CHET BAKER(トランペット、ヴォーカル)、NICOLA STILO(フルート)をフロントに、LOU D’AMBROSIO(ピアノ)、PETER DOWDALL(ベース)、TONY MANN(ドラムス)を加えたクインテット編成で、1979年の録音であります。曲目を見ると、まず1曲目の美しいバラードは、「WHAT’S NEW」と表記されていますが、正しくは「LAMENT」です。たしかに似た雰囲気はありますが、曲名を間違えるなんて(笑)。「JUST FRIENDS」、「MY FOOLISH HEART」の2曲ではCHETの甘いヴォーカルも聴けます。そして、軽快な「STROLLIN’」で締めくくりです。NICOLAは、MILES DAVIS(トランペット)を聴きながら育ったそうですが、CHETを聴いてからは、その演奏スタイルに恋をしてしまい、熱烈なCHET信者になったそうです。CHETは昔からイタリアが大好きで頻繁に訪れており(イタリアの刑務所にも長い間、収監されていました

が・・・)、1970年代当時、ローマにあったMUSIC INNというジャズ・クラブによく出演していました。通い詰めたNICOLAは、まず友達として自分を知ってもらうことに努め、その後、一緒に演奏するようになったそうです。「CHETの後ろに立って、演奏するのを見ているだけで、彼が音楽に込めている優雅さを感じ取ることができた。特別な音楽的な言語、個人的な言語を習っているみたいだった。彼と演奏することは、最高の音楽教育だったよ」とNICOLAは語っています。CHETに深く心酔していたことがよくわかりますね。この後のNICOLAは、CHETが亡くなるまで傍らに寄り添い、彼のレパートリーの全ての曲を全てのキーで、フルート、ギター、ピアノで演奏できるまでになり、数えきれないほどのライヴで共演することになります。そんな2人の最初期の共演を聴けるという点で、興味深い1枚でありますよ。

 

繰り返しになりますが、本当に厳しい日々が続きますが、応援してくださるみなさま、ありがとうございます。今後とも、よろしくお願いします!

 

Bar BAKER

 

日野市多摩平1-5-12 タカラ豊田ホームズ107