それから、連休明けの火曜日(22日)、水曜日(23日)の2日間、朝から夕方まで消防の講習を受けに行かなければならないため、開店時間が遅れます。19:00までには開店できると思いますが、よろしくお願い致します。
さて、今回はCHET BAKERのレコードを紹介してみたいと思います。今回の盤は、初めてのヨーロッパ・ツアーのときの記録で、現地で知り合ったメンバーたちとの共演ライヴであります。

「LIVE IN EUROPE 1956」 (accord)
CHET(トランペット、ヴォーカル)、JEAN-LOUIS CHAUTEMPS(テナー・サックス)をフロントに据え、FRANCY BOLAND(ピアノ)、EDDIE DE HAAS(ベース)、CHARLES SAUDRAIS(ドラムス)を加えたクインテット編成で、1956年の録音であります。前年の1955年秋にレギュラー・メンバーを連れてヨーロッパに渡ったCHETですが、「魂の友」とも言われた異才のピアニスト、DICK TWARDZIKがパリで急死し、バンドは分解してしまいました。他のメンバーがアメリカに帰った後も、単身で残ったCHETは、フランスを中心とした現地のミュージシャンたちとの交流を深め、ライヴやレコーディングをしながら、半年ほどヨーロッパに滞在していました。本作に参加しているのもフランスで知り合ったメンバーたちです。テナーのJEAN-LOUIS CHAUTEMPSは、リリカルなプレイを得意としていて、当時のヨーロッパで名手として知られていたベルギーのBOBBY JASPARに近いスタイルです。JEAN-LOUIS本人も、「自分は金の無い連中のBOBBY JASPARみたいなものだった。JASPARの都合がつかないとき、もしくはJASPARの要求するギャラが高すぎるときに、自分のところへ依頼が来たものだった」と語っています。JASPAR同様、CHETとの音楽的相性もいいです。また、名手として知られるピアノのBOLANDは、音数を抑え余白を活かした演奏になっており、CHET好みのスタイルです。とくに「STELLA BY STARLIGHT」のイントロは、短いながらも印象的な響きです。主役のCHETは、「THIS IS ALWAYS」、「YOU DON’T KNOW WHAT LOVE IS」では、甘いヴォーカルも披露しており、「RAY’S IDEA」などにおける延々と続くトランペット・ソロも好調です。本作のメンバーは、1956年のジャズ・フェス出演時の映像も残っており、現存するCHETの映像としては最初期のものだと思います。若い頃の端正な姿を動画で見てみるのも興味深いですよ。
みなさま、ぜひ「BAKER」へお越しくださいませ。初めての方もお気軽にどうぞ。お待ちしております。
Bar BAKER
日野市多摩平1-5-12 タカラ豊田ホームズ107