Bar BAKER お気に入り盤紹介163。 | 「Bar BAKER(バー・ベイカー)」のブログ。

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日野市・豊田駅北口「Bar BAKER(バー・ベイカー)」店主のブログです。ウイスキー、ジン、カクテルなど、こだわりの洋酒と音楽。落ち着いた空間で、一息つきませんか?
おひとりさま、初めての方、女性の方も、お気軽にどうぞ。

いよいよ年末ですね。今年はどんな年でしたか? 残りわずかですが、いいかたちで締めくくりたいものですね。本日(27日)は、日曜日ですが当店は営業致します。前回の記事にも書きましたが、年内は31日(木)まで営業、年明けは1月4日(月)から営業致します。年末にほっと一息つきたくなったら、ぜひご来店くださいね。

さて、今回はCHET BAKERへ捧げられたレコードを紹介してみたいと思います。今回の盤は、フランスのトランぺッターによるトリビュートで、腕利きを揃えたドラムレス・トリオ編成になっておりますよ。



「LOVE FOR CHET」 (naive)

STEPHANE BELMONDO(トランペット)、JESSE VAN RULLER(ギター)、THOMAS BRAMERIE(ベース)によるドラムレス・トリオ編成で、2014年の録音であります。主役のSTEPHANEは、1985年~88年にかけて、パリでCHETと接する機会があったそうです。当時、駆出しのミュージシャンだったSTEPHANEを、一緒に演奏しようと誘ってくれ、色々とアドバイスもしてくれたそうです。また、音楽や人生について、たくさん語りあったそうで、STEPHANEにとってCHETは父のような存在だったそうです。CHETとの出会いが自分を大きく変えたことから、彼の死後25年かかってようやくトリビュートを吹き込むに至ったとのことです。そんな長い間吹き込めないほど、想いが強かったのでしょう。STEPHANEのトランペットは、ソフトな音色で音数は控えめで、CHETに近いスタイルです。冒頭の「YOU CAN’T GO HOME AGAIN」などのバラードでは繊細に優しく、「I REMEMBER YOU」や「SEVEN STEPS TO HEAVEN」などのアップ・テンポの曲ではキレのいい演奏を聴かせてくれます。JESSEのギターも音数は控えめで、お互いのためのスペース(余白)を残した演奏になっています。THOMASのベースは、饒舌ながらもスペースは残しており、かつ、リズムのキープもしっかりしていて、かなりの腕利きのようです。晩年のCHETが好んだひっかかり気味のベース・ラインの「LOVE FOR SALE」もカヴァーしていて、聴き応えのある演奏を繰り広げていますよ。インスト曲が並ぶなか、1曲だけ入っているヴォーカル曲が「BLAME IT ON MY YOUTH」で、AMIN BOUKERという歌手がしゃがれた声で唄っており、いい味を出していますよ。本作は数多くあるCHETへのトリビュートもののなかでも、ドラムレス編成において屈指の出来で、腕利きの奏者たちの音楽的対話をじっくりと堪能したい1枚でありますよ。

今回の記事で、年内のブログ更新は最後となります。相変わらず景気も悪く、厳しい日々が続いていますが、今年も1年間、何とか乗り切ることができました。ありがとうございました。みなさま、よいお年をお迎えくださいね。

Bar BAKER

日野市多摩平1-5-12 タカラ豊田ホームズ107