Bar BAKER 年末年始&お気に入り盤紹介121。 | 「Bar BAKER(バー・ベイカー)」のブログ。

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日野市・豊田駅北口「Bar BAKER(バー・ベイカー)」店主のブログです。ウイスキー、ジン、カクテルなど、こだわりの洋酒と音楽。落ち着いた空間で、一息つきませんか?
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今年も残りわずかになりました。心残りのないように過ごしたいですね。本日(28日)は、日曜日ですが当店は営業しますので、お時間がございましたら、ぜひお越しください。

年末年始の営業については、年末は例年通り31日まで営業します。明けて1月1日から4日までお休みをいただき、年始は5日(月曜日)から営業する予定であります。よろしくお願い致します。

さて、今回はCHET BAKERへ捧げられたレコードを紹介してみたいと思います。今回の盤は、CHETが愛した国、イタリアで制作されたベテラン・ピアニストによるトリビュートであります。



「BLUES FOR CHET」 (philology)

イタリア・ジャズ界の重鎮ともいえるベテラン、RENATO SELLANI(ピアノ)とMASSIMO MORICONI(ベース)によるデュオ編成で、2007年の録音であります。RENATOは、イタリアにおけるジャズ黎明期である1950年代から活躍している超ベテラン・ピアニストで、以前このブログの記事でも紹介したCHET BAKERのイタリア録音「IN MILAN」(1959年)にも参加していました。弾きすぎずに適度に間を活かしたプレイ・スタイルで、バラード曲の繊細な表現にも定評があります。饒舌なプレイで盛り上げるベースのMASSIMOは、1980年代にCHETと共演しており、RENATOとも80年代からのつきあいのようです。冒頭のタイトル曲「BLUES FOR CHET」のみ、RENATOによるオリジナル曲で、その他はCHETの愛奏したスタンダード曲が並んでいます。ピアノとベースのデュオということで、リズムを刻むドラムスがいないため、2人のリズム感覚がしっかり噛み合っていないと厳しいのですが、流石に名手2人はしっかりと心得ていて「MY FUNNY VALENTINE」や「EVERYTHING HAPPENS TO ME」のようなスローから、「BUT NOT FOR ME」や「JUST FRIENDS」のようなアップ・テンポの曲まで、自在にこなしている様子が伺えます。「AUTUMN LEAVES」は、MASSIMOのベースがメロディ・ラインを奏でて、REANATOのピアノが合間に音を入れる構成になっており、興味深い演奏ですよ。ジャケットの印象通り、全体に地味なイメージのアルバムですが、ベテラン2人による音楽的対話をじっくりと味わいたい1枚であります。

年内のブログ記事の更新は、これで最後になります。今年もありがとうございました。また来年もよろしくお願い致します。みなさま、よいお年をお迎えくださいね。

日野市多摩平1-5-12 タカラ豊田ホームズ107