Bar BAKER お気に入り盤紹介81。 | 「Bar BAKER(バー・ベイカー)」のブログ。

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日野市・豊田駅北口「Bar BAKER(バー・ベイカー)」店主のブログです。ウイスキー、ジン、カクテルなど、こだわりの洋酒と音楽。落ち着いた空間で、一息つきませんか?
おひとりさま、初めての方、女性の方も、お気軽にどうぞ。

3月も残すところ1週間あまりとなりましたね。3連休ですが、みなさま、いかがお過ごしですか? 本日(23日)は、当店はお休みをいただきます。また月曜日以降、お待ちしておりますので、よろしくお願い致します。なお、来週の日曜日(30日)は、営業する予定であります。

さて、今回はCHET BAKERへ捧げられたレコードを紹介してみたいと思います。今回の盤は、ドイツの女性トランぺッターによる唄ものを中心としたトリビュートであります。



「THE ART OF CHET」 (yvp music)

ドイツのトランぺッター、ANNETTE NEUFFERによるトリビュートで、フロントにCLAUS KOCH(テナー・サックス)を迎え、BERNHARD PICHL(ピアノ)、RUDI ENGEL(ベース)、JENS DUPPE(ドラムス)を加えたクインテット編成で、2003年の録音であります。ANNETTEは、トランペットではなく、やわらかな音色のフリューゲルホーンを吹いているため、STAN GETZを思わせるようなCLAUSのやさしい音色のテナーとの相性もいいですよ。リズム隊の3人も、「THE SONG IS YOU」のようなタイトな4ビートから、「TIME AFTER TIME」のようなスロー・バラードまで、弾きすぎず地味すぎず、いい味を出しています。ANNETTEはヴォーカルも披露していますが、唄、スキャットとも、CHETよりも力強い印象です。冒頭の「LINE FOR LYONS」では、オリジナルの歌詞をつけて唄っていますし、アルバム・タイトル曲である「THE ART OF CHET」をはじめ、オリジナル曲も3曲あり、単なるCHETの愛奏曲集にはとどまらない構成になっています。1980年代にCHETの演奏に触れていたANNETTEは、「コンディションが悪い時でも、その演奏の魔法は信じられないくらい印象深いものだった」と回想しており、「どうやってもCHETのように演奏することは不可能だ」と言っています。「CHETの芸術は生き続ける」と唄うタイトル曲が示すように、CHETへの敬意にあふれた1枚といえるのではないでしょうか。

みなさま、ぜひ「BAKER」へお越しくださいませ。初めての方もお気軽にどうぞ。お待ちしております。

日野市多摩平1-5-12 タカラ豊田ホームズ107