6月も下旬に入り、梅雨らしい天気が続いていますね。温度差が大きくなっていますが、体調を崩されたりしていませんか? 本日(23日)は日曜日ですが当店は営業しますので、お時間がございましたら1杯いかがですか? お待ちしております。なお、来週の日曜日(30日)は、お休みをいただく予定であります。
さて、また今回もCHET BAKERのレコードを紹介してみたいと思います。今回の盤は、「CHET BAKER SINGS」と並んで彼の代表作としても有名な1枚であります。
「CHET BAKER & STRINGS」 (columbia)
1953、54年の録音で、アルバム・タイトルが示すようにストリングス(弦楽器)との共演であります。ストリングス入りのレコードは耳触りがよく聴きやすいため、50年代当時も売れ線狙いでよく作られていました。演奏陣には、RUSS FREEMAN(ピアノ)、ZOOT SIMS(テナー・サックス)、BUD SHANK(アルト・サックス)らが参加しています。珍しく、大手のcolumbiaレーベルへの録音ですが、これには理由があり、当時所属していたpacific jazzレーベルは発足してまだ1年余りで、ストリングスを加えた大編成を組む予算がなかったからです。GERRY MULLIGAN QUARTETから独立して人気が出つつあったCHETにcolumbiaが目をつけて、資金を出すから選曲、編曲、編成とも好きなように作っていいというオファーを出したそうで、pacific jazzからCHETが貸し出されたというわけです。プロデュースにあたっているのは、pacific jazzのRICHARD BOCKであり、実質的にはpacific jazzの制作といえます。本作の曲目のほうは、「LOVE WALKED IN」や「I MARRIED AN ANGEL」、「I LOVE YOU」といった甘いメロディの曲が多く、CHETの優しいトランペットの音色が沁みますよ。ピアニストのRUSS作曲による「THE WIND」も美しいバラードです。本作は目論見どおり、当時大変よく売れたそうで、CDになった現在もCHET BAKERの代表作の1枚として売れているようです。内容がすぐれているのももちろんですが、ジャケットの秀逸さもよく売れた要因だとされています。雰囲気のあるモノクロの写真で、いわゆる「男前ジャケット」の1枚としてあげられるでしょう。50年代当時も、女性ファンを中心に好評だったようです。
みなさま、ぜひ「BAKER」へお越しくださいませ。初めての方もお気軽にどうぞ。お待ちしております。
日野市多摩平1-5-12 タカラ豊田ホームズ107
