「70年代の男って、めんどくさい」
注目女優だった仲里依紗さん、この映画でいっきにすきになりました。
初めて来たはずなのに、なぜか懐かしいと感じる場所。
初めてあった人なのに、なんとなく前から知っているような気がする人。
理由もないのに、いきなり泣きたくなってしまうとき。
それってもしかして、
自分にのこっている記憶が、反応しているのかもしれない。
もし輪廻というものがあるのなら、
何代も前の、何百年も前に生きていた自分の記憶かもしれないし、
そんなのありえないなんて、言ってしまうことはできない。
私はむしろ、信じてる。
哀しい記憶だったとしても、幸せなものだったとしても、
過去の自分と繋がっているということ。
過去の誰かと繋がっていた、自分と繋がっているということ。
それってとても、素敵だと思う。
京都の二条城にいったとき、
昔のまま残されている扉や、天井を見た。
昔のひとが歩いた床を、歩いた。
もしかしたら、ここで人がころされたかもしれない。
ここで赤ちゃんが生まれたかもしれない。
そんな場所を、現代に生きてる自分が歩いてる。
なんだか、昔のひとと繋がった気がして、私はとてもうれしくて、興奮した。
「時をかける少女」のあかりも、
頭の中の記憶は消されて覚えていないはずなのに、
りょうたとの思い出のフィルムを見て、りょうたの名前を見たとき、
理由のわからない涙を流した。
映画のセリフにも出てきたけど、心が覚えていたから。
心が、過去の自分とつながったから、涙が出たんだな。
よく、未来にいってみたい、過去に戻ってみたい、と思うけれど。
その「時」にいかなくても、
ちゃんと私たちは繋がれるのかもしれない。感じることができるのかもしれない。
今自分が繋がっている大切な人たちと、
過去でも、未来でも、繋がっているとしたら
それもとても、素敵なこと。
現代を生きるという横の流れだけではなく、
過去、現在、未来という縦の繋がりを意識させてくれた映画。
そして、あかりとりょうたの恋の描かれ方はとてもきゅんきゅんして、
幸せな気持ちになって、
そして切なくて、違う意味できゅんきゅんする。
好きな映画になっちゃったな。