CLの感情と自己矛盾へのアプローチ

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こんにちは！

（株）TADAJUKU代表の多田健次（@tadajuku）です。

今日の夜はShien.Lab内で、事例研究会の開催。

大きなテーマの１つとして下記を考えていきたいと思います。

CLの感情と自己矛盾へのアプローチ

CLが抱えている感情の揺れや自己矛盾に対して、どのようにアプローチするべきか。特に、CLがネガティブな思考に陥っている一方で、他者の意見を求める姿勢を示している点について、どうサポートするか・・・

クライアント（CL）が感情の揺れや自己矛盾を抱えている場合、その対応には特別な注意とスキルが求められます。

CLがネガティブな思考に陥りながらも、他者の意見を求める姿勢を示す状況では、CLが自己の内面で葛藤していることが明らかです。

このようなケースにおいて、キャリアコンサルタント（CC）の役割は、CLが自身の感情を整理し、自己矛盾を解消する手助けをすることが求められます。

まず、CLが抱えている感情をしっかりと受け止めることが重要です。

ネガティブな発言が表面に現れている場合、それはCLが感じている不安や孤独感の反映です。このような発言を否定するのではなく、「そう感じているのですね」など、まずはその感情を受け入れる姿勢を示すことが大切です。

次に、CLが自己矛盾を抱えていると感じた場合、その矛盾点を優しく指摘し、CLが自分自身でその矛盾に気づけるよう導くことが重要です。

たとえば、CLが「辞めるしかない」と言いつつも、「この決断が間違っているのではないか」と不安を表明する場合、「辞めるしかないと思っている一方で、間違っているかもしれないという不安も感じていらっしゃるようですね」といった形で、CLの言葉をそのまま返すことで、自己矛盾を認識させることができます。

このステップでは、CLが感じている不安と、それに対する考えを言葉にすることで、頭の中で整理できるようにサポートします。

また、CLが自己矛盾を解消するためには、CLの価値観や信念に焦点を当てることが有効です。

CCは、CLに対して「あなたが本当に大切にしているものは何ですか？」といった質問を投げかけ、CLが自身の価値観を再確認できるように促します。

CLがどのような価値観に基づいて決断を下しているのかを明確にすることで、CLが抱えている自己矛盾を少しずつ解消することが可能になります。

さらに、「もしその価値観に基づいて選択をするとしたら、どんな行動が考えられるでしょうか？」といった具体的な問いかけを通じて、CLが自分の中で一致した行動を選べるよう支援します。

最後に、CLが他者の意見を求めている場合、それをどのように受け入れるかについても考える必要があります。

CLが他者の意見に依存するのではなく、参考にしながらも最終的には自分で決断を下す力を養うことが大切です。

CCは、他者の意見をどう感じたか、その意見を取り入れることでどのような気持ちになったかをCLに尋ねることで、CLが自分の意見と他者の意見を区別しながら意思決定を進められるようサポートします。

CLが複雑な感情と自己矛盾に直面しているとき、CCは共感的に寄り添いながらも、クライアント自身が内省し、自己の価値観に基づいた決断を下す手助けをすることが求められます。このプロセスを通じて、CLは自己理解を深め、よりバランスの取れた意思決定を行えるようになるでしょう。

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