The Sky Is Falling | 多読 de 英語を学ぼう!

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実際に使われている英語を学ぶブログです☆

大好きな Magic Tree House シリーズを1巻からまた読み直しています。

 

 

先日13巻Vacation Under the Volcanoを読んでいたところ、

以下のようなタイトルのchapterがありました。

 

The Sky Is Falling !

 

ん…?Sidney Sheldon の作品にも同じタイトルの小説があったなぁ…

 

 

2つの本で同じタイトルがつけられる、ということは英語圏ではよく使われる表現なのか…??

 

気になったので調べてみました。

 

 

 

The Sky Is Falling とは Chicken Little という寓話に登場してくる有名なセリフです。

 

<Story>

昔々あるところに、Chicken Little というヒヨコがほかのニワトリたちと

平和に暮らしていました。

 

ある日、Chiken Littleのところにお腹を空かせたキツネがやってきます。

柵の中に住むChicken Little やニワトリたちを何とか食べたいキツネは

ニワトリたちを騙して柵の外におびき寄せようと思いつきます。

 

キツネはChicken Little にこうつぶやきます。

 

空が落ちてくる。早く柵の外に逃げるんだ。

 

それを聞いた Chicken Little は驚き、仲間たちにこう伝えに走ります。

 

The sky is falling ! The sky is falling !!

 

Chicken Little とニワトリたちはあわてて柵の外に逃げ出し、洞穴へと

逃げ込みます。そして二度と出てくることはありませんでした…。

 

 

1943年に作成されたDisney のショートムービーがあります。

こちらもご覧ください↓

 

 

英語圏の人たちはこの Chicken Little を子供のころに読み、

The sky is falling という表現に慣れ親しみます。

そのため、この慣れ親しんだ表現が本のタイトルや歌の歌詞などによく使われるのです。 

 

 

例えば、恋人に振られて、あぁ…彼が私のもとを去った…もう生きている意味がない…

この世の終わりだわ…ってときに The sky is falling

 

あるいは、寓話は子供たちに「Chicken Little のようにパニックを起こして騒いではいけない」

ということを教えています。このことから、大げさに騒いだり、必要以上にパニックを

起こしている様子を表して、They sky is falling と言ったり。

 

 

The sky is falling という言葉自体は中学生でもわかる簡単な表現ですが、

そこから連想される感覚は、本をたくさん読んでいないとわからないものですね。

 

<過去のブログ記事もあわせてごらんください>

Sidney Sheldon の The Sky Is Falling

Magic Tree House シリーズ

 

おしまい