
bump は「擬音語」で、バーン
と何かがぶつかるときの音を表した単語です
そのため、辞書には「衝突の音、ドシンと当たる」なーんて意味が載っています

このバーン
という音の感じを、人と人に当てはめて、bump intoで「人と人とがばったり出会う」という使い方もされます

I bumped into my ex-boyfriend on the street yesterday.
昨日、道で元カレに偶然出会った。
また何かにバーン
とぶつかると、ボコっとふくれるので、「こぶ、いぼ、隆起」という意味もあります

I have a bump on my head.
頭にこぶができている。
ここまではバーン
という音の感じで理解しやすいですね
問題はここからです

bump と言われると、20代、30代の方は、
bump of chicken
を思い出されるはず

bump of chicken、鳥のバーン
…



バンド名の由来で調べてみると、chickenはニワトリではなく、チキン野郎の方で、
チキン野郎がバーン
とぶつかっていく⇒「臆病ものの反撃」という意味だそうです
ただし、これはバンドメンバーの完全な造語で、bump of chicken というバンド名を
英語圏の人が見ると、「鳥のいぼ」「鳥肌」という意味だと解釈されるそうです

bump of chickenの曲は好きだし、彼らを否定するつもりはないけど、
英語を教える一教師として、
10代の子どもたちにとって、音楽はとても影響のあるものであり、
自分の好きなアーティストの影響ってとっても大きいものだと思います。
だから、英語のバンド名をつけるなら、英語圏でも意味のとおる
ものをつけてほしいです
バーン
という意味を理解するのに妨げとなる名前はやめてほしい…