
第1段 fair はこちらから
今回は fancy という単語を取り上げます

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fancy ⇒ ファンシーと聞くと、
ファンシー文具
なんて言葉を思い浮かべる人も多いはず

小学生や中学生が好みそうな可愛いデザインの
文房具

いざファンシー文具のファンシーって何

困る人も多いのではないでしょうか

念のため、大辞泉で調べてみました

ファンシーグッズ
ごく若い女性向けのかわいらしい装飾品の類。
しーのファンシー文具、という言葉に対するイメージは
間違っていないようです

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さて、ここからが本題です

Genius くんに fancy の意味を聞いてみると、
ファンシー文具の意味に近しい、「装飾的な、手の込んだ、変わり模様の」
という形容詞の意味があります

しかし、fancy は形容詞以外に、名詞、動詞としても使うのです

fancy
(形) 装飾的な、手の込んだ、変わり模様の
(名) 空想
(動) 心に描く、思う
パッと意味だけ見ると、「空想」や「心に描く、思う」とファンシー文具が
リンクしずらいですよね

実はこの単語、fantasy を短縮して生まれた単語なのです

そう考えると、
fantasy
⇒ 空想 … 名詞
⇒ 空想する ⇒ 心に描く、思う … 動詞
⇒ かわいらしいキャラクターやデザインを空想する ⇒ 装飾的な … 形容詞
と名詞、動詞、形容詞の意味をリンクして考えることができます

リンクした末端の形容詞「装飾的な」が日本語でも使われていますが、
そこに出発点を置かず、fantasy に出発点をおきましょう

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fancy の動詞の使用例を最後に挙げておきましょう

He fancied that he was going to enjoy himself at Soldier Island.
彼はSoldier Island で楽しもうと思った。
Agatha Christie の の『And then there were none』の一節です。
ここのHeは退役軍人さんです。
退役軍人さんがファンシー文具


叶わずfantasy ⇒ 空想 と頭に思い浮かべましょう

