今日は I was blown away by... という表現を取り上げてみましょう
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まず基本から。
blown は blow(吹く、を吹き飛ばす)の過去分詞形ですね。
blow は blow - blew - blown と語形変化します。
しーは最初 brown(茶色)と勘違いしました
英語教員を目指すものとして失格…
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この blow という単語の意味を頭にイメージしながら blow away の
意味を確認しましょう 意味は Oxford
くんに聞いてみました。
① to kill substance by shooting them
「銃で射殺する」という意味です。例文をひとつ
The cops blew away three drug dealers and wounded six others.
警察官は3人の麻薬ディーラーを射殺し、6名に怪我を負わせた。
② to impress substance a lot or to make them happy
「人に感銘を与える、人を幸せにする」
①の意味とあまりにもかけ離れているのでビックリしますが、
blow away というイディオムはこの意味で使われることがもっとも多いそうです。
例文をふたつほど
I was blown away by his donation of a million dollars.
私は彼が100万ドル寄付したことに感銘を受けた
That concert blew me away.
コンサートはとても感動的だった。
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③ さて、Oxfordくんには上の2つの意味が載っていたのですが、
Side by Side 4 という英語教材の中ではこのように使われていました
I was blown away by mechanic's repair bill.
上のイディオムと同じ意味はどれか?
a. I was surprised.
b. I was stuck.
c. I was fired.
d. I didn't know.
答えはa. I was surprised. です。「驚く」という意味でも使えるんですね。
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I was surprised. と聞くと、日本人の私たちは中学校のときにイヤというほど
練習した I was surprised at the news. じゃないでしょうか
しーはこの例文の news に交通事故のニュースを連想し、blow away という
表現を使って、
I was blown away by the car accident.
と例文を作ってみたところ、英会話講師のHanaに
実際の交通事故に対して使うのはおかしい、と指摘を受けました
blow away を使って表現した①~③、特に②、③に関してはカジュアルな
会話の中の誇張表現なので、交通事故のような場合は、
I was shocked by the car accident.
I was surprised by the car accident.
というべきとのことです。
そこで、辛いカレーを食べて「うわっこのカレー辛っ!!!!」という状況を
イメージして、
I was blown away by this spicy curry.
と例文を作ってみたところ、上の交通事故の例文よりいいかなー、と言われました
Hana の言っていることをまとめてみると、
blow away を②、③の意味で使う場合は、カジュアルな会話の中で
使うもので、シリアスな場面には合わない。
感動や驚きを誇張する表現である。
よくマンガで、主人公が感動して(胸を打たれて)「ガーン」と効果音が出ている場面や、
驚いていて目の玉が飛び出ている場面がありますが、イメージとしてはそんな感じでしょうか。
うーん このニュアンス、バリバリ日本人のしーにはなかなか難しいです