今日は高校の英文法でも学ぶ強調構文をまとめてみましょう
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強調構文とは?
例を用いて考えてみましょう
Steve ate cookies at David's house yesterday.
スティーブは昨日、デイビッドの家でクッキーを食べた。
この文章には、以下のような要素が含まれています
誰が…Steve(主語)
何を…cookies(目的語)
どこで…at David's house(前置詞句)
いつ…yesterday(副詞)
これらの要素のうち、強調したい要素をIt is ~ that で挟み込むことによって、
強調することができます
It was Steve that ate cookies at David's house yesterday.
昨日デイビッドの家でクッキーを食べたのは、スティーブです。
It were cookies that Steve ate at David's house yesterday.
スティーブが昨日デイビッドの家で食べたのは、クッキーです。
cookies なので it were となりますね
It was at David's house that Steve ate cookies yesterday.
スティーブが昨日クッキーを食べたのは、デイビッドの家です。
It was yesterday that Steve ate cookies at David's house.
スティーブがデイビッドの家でクッキーを食べたのは、昨日です。
このように、強調構文は文の中の主語、目的語、補語、さらに副詞、前置詞句などの
要素を挟み込むことができます。主語や目的語を強調した場合、that以下だけ見ると
文型が不完全に見えますね。でもこれでOKです。
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疑問詞を強調する!
日々の会話の中では疑問詞を強調したい場合だってあります。
こんな場面を例に考えてみましょう
Mom:Steve, did you eat cookies?
スティーブ、あなたがクッキーを食べたの?
Steve:No, I didn't!!
違うよ!
Mom:Then, who ate cookies?
じゃあ誰がクッキーを食べたの?
Steve:I didn't eat cookies!!
僕じゃないよ!!
Mom:(Angrily) Who was it that ate cookies?
だから、一体誰がクッキーを食べたのよ!?
Momの最後のセリフは強調構文を使って疑問詞whoを強調しています。
以下のような流れで文が作成される、と考えるとわかりやすいでしょう
① 普通の疑問文を作る。
Who ate cookies?
② 疑問詞whoを強調する。
It was who that ate cookies?
③ 疑問詞whoを文頭に出す。
Who it was that ate cookies?
疑問詞を強調すると、もはや It is ~ that で挟まれていないので、
who の後ろの it is(例文中はit was)って何?と一瞬思ってしまいます
そんなときは強調構文かな と思ってみましょう
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動詞を強調する。
もう一度最初に紹介した文に戻ってみます
Steve ate cookies at David's house yesterday.
この文章の中の、Steve、cookies、David's house、yesterdayのそれぞれを
強調する方法はすでに紹介しましたが、1つだけ強調していないものがあります。
そう ate(eatの過去形)ですね
動詞を強調するときは動詞の前に do を置くことで強調します
Steve did eat cookies at David's house yesterday.
強調のdoが時制や3単現で語形変化し、続く動詞は原形となるのがポイントです