昨日に引き続き、受動態がちょっぴり絡んだネタを少々
2011年のセンター試験の問題を解いていたらこんな問題がありました
I wad talked ( ) buying a big car by my sister.
① about
② away from
③ out of
④ to
talkって言ったら自動詞で、
I talked to him.(私は彼に話かけた)
とか
We are talked about Japanese economy.(私たちは日本経済について話した)
なーんて感じで後ろにtoやaboutと言った前置詞を伴って使うって中学校で習いました
でも、このセンターの問題、よーく見てみると、
I was talked … by my sister.
って受動態になってるじゃない
「ってことは元に戻すとMy Sister talked me ( ) buying a big car by my sister…」って
混乱して、焦って下手な①aboutを選択して×でした…
正解は③out of。
talkには他動詞として使う用法もあって、「talk 人 into …」で「人を説得して…させる」
「talk 人 out of…」で「人を説得して…をやめさせる」っていう使い方ができるらしい
この使い方をすると、人を説得して、説得された相手はちゃんと…になったっていうニュアンスが
出せるらしい。
I talked to him.(私は彼に話しかけた)
→私は彼に話しかけはしたが、彼が私の話を聞いてたかはわかんない。
あくまでも私は話かけたわよっていう事実を伝える。
I talked him out of smoking.(私は彼を説得して禁煙させた)
→私は彼に喫煙がいかに身体に害かを説得して、彼を禁煙させるまでに至った。
他動詞なので、私の説得が目的語である「彼」に届いたって感じかな
ちなみにGeniusくんには、talkの他動詞としての用法として以下の2つも載っていました。
We talked music.(私たちは音楽について話した)
→ 目的語には話題がきます。意味はtalk aboutと同じ。普通はtalk aboutを使う。
He can talk Spanish.(彼はスペイン語を話すことができる)
→ 目的語には言語がきます。意味はspeakと同じ。普通はspeakを使う。
ここまでわかると、①だと、My sister talked me about buying…とtalkの目的語にmeを取ってabout…と
続くのに違和感を感じますね。aboutを使いたいなら、My sister talked with me about buying…と中学校で
習った自動詞の使い方をしたほうが良いようです