【書評】Life Span | 大阪コーヒー生活

大阪コーヒー生活

車とコーヒーが好きな男子です。
BMWが特に好き。コーヒーはドリップ派、というかまだエスプレッソに取り組めてないだけ。

友達、知り合い。自分のネットワークの狭さに恐れおののく

 

 

前回の書評からだいぶ時間が空いてしまったのはこの本がボリューミィで時間がかかったから。

でもこういう本にも負けずに読み続けられるようになったのも自分のこの1年の成長かしら。

 

 

 

 

こちらもジュンク堂でいいかも、と思って買ってみた本。

結論、今後生きていくにあたっての考え方を作るためにはいい本だと感じました。

 

筆者はオーストラリア出身で現在はハーバード(でよかったっけ・・・汗)の老化についての権威。

DNAを中心として老化のメカニズムを研究するとともに、老化を「病気」ととらえることで老化に対抗しようとしている方。

 

医学が進んだおかげで、赤ちゃんの生存率が高まり、個々の病は減り、公衆衛生の発達のおかげで感染症も減り、ワクチンのおかげで病気になること自体も回避できるようになったりと色々な影響で世界全体の平均年齢が上がっていく中でも解決できない、老化。

なぜほぼすべての人が老化はするのに解決しようとしないんだろう、当たり前のものとして受け入れるんだろうと感じた違和感からこの研究に進まれたのだと思います。

 

たしかに私自身、年老いて動けなくなったり認知症になったりするのも嫌だから、平均年齢が長くなっているのはわかるし、最近前より健康に気を遣ってはいるけど、長生きしすぎるのはリスクだなーととらえていますが。

筆者の考え方に基づけば、そもそもその考え方自体が旧来の考え方にとらわれているということになる。

 

面白いのはお父さんに同意を得たうえで半ば実験をしていること。

それでお父さん自身も年齢に対して元気すぎること。

本当に結果でそうじゃない?と期待させてくれます。

 

不老不死を望むわけではないですが、死ぬ直前まで元気でいたいというのは確かにその通り。

 

で、一番怖いな、と思ったのは長生きが元気に可能になったとして、自分は長くなった人生をどう送るか。

ここに関して大事なのは家族との繋がりと友人や人的ネットワークの強さ。

どうせ今働いて身に着けているスキルや考え方は今まで以上のスピードで陳腐化していく。

そう考えると人的ネットワークが弱いとなんの役もたたないし、働ける(働かなきゃならない?笑)期間は伸びるのに自分自身はどんどん使えない人間になっていく。

学習する習慣は徐々に付けようとしているけど、人的ネットワークの今の狭さはどうにもし難い。

コロナ禍ではあるけど、それを理由にしてはいけない。

オンラインセミナーや色々な方法で交流をすることはできる。

元気だけど心は寂しい老人にならないようにもう少し人とかかわるアクションを増やしましょう。

と、最後の方の考え方はこちらの本をいま読んでいるから影響されているwww

 

 

 

また読み終えたら感想書きます。