土曜の昼間、お袋を連れて、隣町の尾鷲市の病院に入院している親父の見舞いに行ってきた。
「放射線治療」に関しては、幸いなことに特に悪影響はないようだが。
「朝食の時間が遅く、昼食が早いため、食欲が湧かない」ようだ。
年齢的にも、そりゃ無理はないよなぁ…86だし。
それでも、それなりに食ってたけど。
親父の世代は、食いもんを粗末にできない世代だし。
親父は表面的には元気なんだよ。
ただ、ボケてはいないとは思うが、物忘れが多くなってきたようで。
(元・校長なんですけどね…教師とか、頭脳労働のほうがボケやすいらしい。
膀胱癌になったショックで脳細胞が大量に死滅したのかもしれないが…)
数万円入った財布が無くなった…などと言って、何度もお袋に電話をしていたようだ。
…で、調べ直してみると、病室のすぐ手元にある、鍵のかかるヒキダシにしまってあったらしい。
…こりゃ、退院したら、さすがに車の運転は止めてもらわねばな…。
親父は元々、運転は達者なほうだったし
(数年前までは、車だけでなく、大型オートバイも乗りこなしてたんだぜ…。
白内障手術を受けてからは、さすがにオートバイは手放したけど)
体力もあったほうなんだけどね…。
歳とはいえ、親父が衰えてゆくのを見るのは、寂しいぜ…。
…ただ、癌を患った人の「余命」に関してなんだけど。
こないだ、とある番組を観ていたら
「肺癌で余命数ヶ月」
と診断されたが、それから十年以上も生き延びている、というお爺ちゃんが出ていたんだよね。
同じような話をよく聞く。
医者からの「癌患者への余命宣告」って、わりとアテになんねぇんだよ。
ウチの親父も、そのぐらい生き延びてくれるといいんだけどな…。
親父は肩の軟骨もすり減り、腰も痛めているから、早く楽になりたいのかもしれないけど。
家族としては、少しでも長生きしてほしいよね…。
少しぐらいなら、好きな酒も飲んでいいから。