久々に二日連続、有休もらって大阪に行ってきた。これを観るためである。
「トリロジー完全再現ライブジャパンツアー マーク・ボールズ feat. Kelly SIMONZ」
会場:梅田バナナホール 5/30
説明するまでもなく、この名盤の再現+αのライヴである。
メンバーは・・・
MARK BOALS (Vo)
Kelly SIMONZ (G)
MISTHERIA (Key)
KAZ NAKAMURA (B)
YOSUKE YAMADA (Ds)
KARENA (Chorus)
前々から生で観たい観たいと思ってて、なかなかタイミングが合わなかったケリーさんのプレイを観られて、聴けただけでも感激だが、マーク・ボールズの生歌もホント、久しぶりなのでね・・・感無量。
マークは確か、'02年あたりに渋谷でRING OF FIREで観て以来だっけ・・・。
あらためて、マークの歌を生で聴いてみると、中音域にも「コシ」があるのだ。たまに「マークはハイトーンばかりで声が細い」などという意見を目にするが、そういう人は生で聴いたことがないのではなかろうか?
「TRILOGY」アルバムの曲だけではなく、前任者であるジェフ・スコット・ソートの歌った曲も何曲か披露されたが、ジェフ及び彼のファンには申し訳ないが、声域、表現力、押しの強さ・・・どれをとってもマークのほうが上だ・・・と言わざるをえない。
・・・もちろんジェフも好きなんですがね(笑)
今、振り返ってみると、イングヴェイと活動を共にしたシンガーで、嫌いなタイプって1人もいないけどね。
ちなみに「TRILOGY」の中で私が一番好きな曲は「Fury」だ。人間が歌うメロディーではないし(笑)、非常に息継ぎがしづらい難曲である。そんな難曲も、マークは疲れたそぶりもなく再現してくれた。
だが、そんなマークにも休憩は必要なので、ケリーさんがインストを披露。定番「Trilogy Suite Op:5」「Far Beyond The Sun」は勿論のこと、イングヴェイ本人もライヴでは演っていない名曲「Crying」も、しっとりと聴かせて下さった。
エレアコからストラトに持ち替える瞬間も見事だった。
ケリーさんのプレイは、全曲通じて「ただ単に丁寧に小ぢんまりとフレーズを再現する」というわけではない。
「全盛期のイングヴェイが今、マークと一緒に演ったら、このぐらいの勢いで弾くだろう」というワイルドさに満ちている。だからいいのだ。我々は「単なるコピー」を聴きに来ているわけではないですからね。
マークのヴォーカル・ソロ(?)も忘れてはいけない。2ndソロ・アルバム「RING OF FIRE」にも収録されていた「Nessun dorma (誰も寝てはならぬ)」である。かつて観たRING OF FIREのライヴでも披露されていたが、その頃からまったく衰えていない。
(追記・これは私の記憶違いで、ライヴでは演っていなかった・・・はず。面目ない・・・)
マークはやはり「単なるメタル・シンガー」ではないのだ。
・・・しかし、これだけ素晴らしい喉の持ち主なのに、一時期とはいえ、DOKKENでベースとコーラスをやっていたのは解せん(苦笑)
特に「自分が主役でなくても構わない」という、奥ゆかしい人なんですかねえ?
忘れてはいけないといえば、鍵盤奏者のミステリア。私はまったく存じ上げなかった人なのだが、主にショルキーでのプレイが超絶。
個人的に「ショルキー=高価な玩具」って感じで、メタル系のライヴで弾いているのを見ると「ダサッ!!」と思ってしまうのだが(ガルネリのYUHKIさんは別格として)、ミステリアはカッコ良く見せてくれる。
イェンス・ヨハンソンとはまた違うタイプの天才なのであろう。
・・・ここらで全体的な感想をば。こういった「様式美/ネオ・クラシカル」系のライヴは、時として「演奏技術は高いが冷たい」感じになりがちである。が、このバンドには「まるで何年も一緒に活動してきたかのような暖かみ、絆」のようなものが感じられた。
メンバー同士、お互い信頼し合っている・・・そんな感じだった。
・・・なので、できればこのメンバーで「オリジナル・アルバム」も作っていただきたいものです。
お客さんの中には、自分自身でもイングヴェイのコピバンをやったり、家でコピーしたりしている人もいるんだろうけど、今回のツアーでケリーさんのプレイを観て、聴いて、やる気をなくした人も少なくないんじゃないかな・・・?
かくいう私もその1人なんですけどね(苦笑)・・・もう家でもコピーする気になれんわ(苦笑)
いまだにこんな古いスコア持ってますけどね(笑)
こっからは余談だが、某メタル誌で、マークが「TRILOGY再現ツアー」を行うことに対して、イングヴェイ本人が「奴は俺に雇われてアルバムで歌っただけ、いまだにバンドの一員みたいな顔をしているのは滑稽だ」
・・・などと、相変わらず大人げないコメをしていたが、そんな嫌味を言うならご自身が「再現ツアー」をやればいいと思いますけどね・・・。
まあ、仮にやったとしても今回のライヴのような「一体感」は生み出せないでしょうけどね。
最後に・・・
Tシャツはこれを選びました。今夏は、これを着て三重県中をほっつき歩き、「Kelly SIMONZ」の名を広めてやるのだ~!!
裏です。
物販にあったCDは、ケリーさんのは既に持っているもの(「OVERTURE OF DESTRUCTION」)のみだったので、こちらを入手。
ミステリアが中心となったVIVALDI METAL PROJECT「THE FOUR SEASONS」
シンガーにはマークの他、ロブ・ロック、ファビオ・リオーネ、エドゥ・ファラスキが参加。





