さて、次は私にとって「問題のバンド」である。ステージ上のメンバーの中に、ビニールシートを被った人がいるのを見て、私は内心、少しゲンナリした(苦笑)
ヴィジュ系とかにもよくいるが、そういう「自分にしかわからない中二的世界観」を演出するバンドが苦手なので・・・。
一曲目が始まり、そのビニールシートをまとい、顔の左半分に青いラメ入りのバラのメイクを施した女性は、歌いながらフラフラ歩く。途中で倒れたりする。
・・・何だこのバンド(苦笑)
正直、第一印象は、私にとって芳しいものではなかった。
だが・・・メロディーがいい。ダークで悲哀に満ちた歌メロだ。私は一曲目の途中から、このバンドが作り出す独特の異空間に引きこまれていった。
kyanos(キュアノス)・・・当日に知ったバンドである。後にググってみたらば「メランコリック・ロック」なるキャッチ・コピーで活動しているらしい。ゴシック・メタル的な要素もあるようだ。
Voの愛さんは、スピーディーな曲の間奏部分になると、スカートを翻しながらクルクル回転する。
シンガーとしては、彼女はけっして「一般的に上手いとされるシンガー」ではないのかもしれない。が、低音~中音域とファルセットを絶妙に使い分け、まるで「嘆くような」歌い方をする。
好き嫌いは分かれるかもしれないが、聴いていて不快になるような声ではない。少なくとも私は彼女の声が好きになった。
観客に「ノリ」を求めない、少し突き放した(?)ステージングも唯一無二。
彼女のような、どこか神秘的な雰囲気のシンガーは、同性からも支持されやすいのではないかと想像する。
エクスプローラーを奏でるBuzzさんのフレーズも「弾きすぎない」程度にテクニカルでメロディアスだ。ルックス、ステージでの佇まいも「ギター・ヒーロー」然としている。
Voの愛さん、鍵盤のharuさんと、美貌のメンバーが二人いることで、所謂「嬢メタル」ファンのオヤジ達も今後、引きこんでゆくことだろう。
・・・しかし、最初「軽い嫌悪感」すら覚えたというのに、一曲目で引きこまれるとは、私も思わなかったね(笑)
会場で入手した「瘡蓋(かさぶた)」「MILK」二曲入りシングル。特に「瘡蓋」は、スローでダーク、そしてメランコリックな曲調なのだが、寝る前に聴くと何故か落ち着く。どこか中毒性のあるメロディーだ。
忘れてはならないのが、このジャケのイラスト。これも愛さんが手がけたものである。
愛さんは普段、絵画、アクセサリー制作のお仕事をされていて、お店もお持ちだそうです。
また、同じアメブロで「Rosenrotkranz」名義でブログを書いておられます。
バンド、お店の情報、アクセサリーの紹介もあります。女性ファン必見!!
(続く!!)
