1973年出版の本「ザ・タイガース 日本の青春」。解散から一年、みんなの記憶も生々しいころなので、インタビューの内容も興味深いです。


トッポのインタビュー(P95~96)一部抜粋


「ーーーメンバーと合宿生活をやめて、あなた一人で住むようになったわけは?

かつみ 特別深い意味はありません。しいて言えば、僕自身の問題でしょう。仕事は一緒だけれど、私生活はやはり別々の方がいいと思ったのです。


ーーーあなたは、共同生活に適していないということでしたが・・・・

かつみ たしかにそうです。ぼくは、社会的なルールを知らない人間で、合宿生活で決めたことをすぐ破ってしまう。仕事に遅れて行ったり、仲間たちに甘えていました。寝坊して、仕事をすっぽかすこともありました。地方公演の時、汽車に一分遅れたために穴をあけてしまったことがありました。その日僕は一日中乗り物に乗って東京中を歩いていました。どこかへ逃げ出したい気持ちでした。」




昔々の話ではありますが、切ないわあ。

武道館以来涙腺が緩くなっております。続きはまた明日。