J さ、それではここで、精神的にも肉体的にもつらい時期がありましたが、シローが来ています。


サリーに支えられながら、シローが歩いて舞台中央に来ました。椅子に座って挨拶。


シ シローです


Jちょっと練習なんかしたりして。ここまで来てくれるという気力が戻ってきてくれて


大拍手


J1曲いきまっせ

シ一曲と言わず二曲歌おか(笑)といいたいところなんですが、1曲やな。その一曲だけでもまともに歌えるかどうか。このうた高い声なんです、練習すると出ないのよ。


J(シローに顔を寄せて)でてた、でてた~大丈夫


シこのステージに立てるのは全部ジュリーのおかげです!ありがとうー。


J若葉の頃


シローのか細いけれどきれいな高音、歌を聞きながら涙が止まりません。周りもみんな泣いています。最後まで歌いきりました。


ビージーズのこの歌は「小さな恋のメロディ」の劇中歌で有名になりました。小さな恋人たち(10歳くらい)がふたり、大人たちに認めてもらえなくて逃避行するというストーリー、私が小学校6年生の時映画館に見に行きました。


シロー、武道館に来てくれてありがとう。このときほぼタイガースではなくて、ザ・タイガースになりました。


シローにほほを寄せて囁くジュリーの優しい顔、声、いっぺんに魂持ってかれました。