医師が直接伝える
いびきを伴う顎なしの手術方法
オトガイ形成術のレビュー
顎なし手術のレビュー
顎なし矯正のための
オトガイ形成術の一つである
顎なし手術のビフォーアフター写真
今日は久しぶりに顎なしの中でも
いびきを伴う顎なしの場合
どの顎なし手術をすればいいか…
どうすれば美容的にだけでなく
機能的にも効果があるのか
一石二鳥の効果を得ることのできる
オトガイ形成術について
説明します。
側面写真から見ると
下顎骨が後ろに
引っ込んでいる様子が見られます。
上のレントゲンを見ると
顎が後ろに引っ込んでいます。
それだけでなく
顎が後ろに引っ込んで
気道まで狭くなっています。
その結果、患者は
下の実物写真でご覧のように
顎なしで、また
気道が狭くなって
いびきをかく症状があります。
横からご覧いただくと
ハッキリわかりますね。
顎が後ろに引っ込んだ顎なしで
二重顎になっています(青矢印)。
顎なし手術の方法には
いろいろあります。
方法については既に
私のブログでお話しました。
下記リンクを直接クリックすると
詳細を読んでいただけます。
↓↓↓
このような様々な方法の中で
いびきをかく場合は必ず
骨切り術を受けてください。
骨切り術も
ただの骨切り術ではなく
オトガイ舌筋という筋肉を
前に一緒に前進させる
すなわち
オトガイ舌筋前進術を伴った
骨切り術です。
プロテーゼを利用した手術を
してはいけません!!!!!!!!!!!
なのでこの患者も
オトガイ舌筋前進術を利用した
骨切り術を行います。
その結果です。
側面の写真を見ると
1番よく確認できます。
顎なし矯正前にあった
二重顎がなくなって
顎のラインが
綺麗になったでしょう?
また他の患者のケースです。
やはりオトガイ舌筋前進術を伴った
骨切り術をしました。
オトガイ形成術(顎先前進術)で
顎なし矯正と
いびき治療を同時に…
オトガイ形成術の1つである
顎先前進術で
顎なしといびきを同時に治療した
ビフォーアフターの写真
(手術から2週間後)
顎なしいびき矯正前の
レントゲンです。
下の写真に表示されているように
顎も引っ込んでいる顎なしですが
気道(青点線)が狭くなっています。
上の写真を見ると
顎が後ろに引っ込んでおり
赤い矢印が示すように
気道まで狭くなっています。
青点線で表示されたように
気道が広がり
赤矢印が示すように
前に前進しました。
オトガイ舌筋前進術を伴った
骨切り術を利用した
顎先前進手術を受けた後です。
顎先が前に出て
赤矢印で表示された気道は
手術前に比べてかなり
広くなっています。
次の患者は
いびきを伴う顎なしですが
骨切り術を利用した
オトガイ舌筋前進術を伴った
オトガイ形成術ではなく
プロテーゼ手術を受けた
ケースです。
簡単に施術をすると
シリコンやゴアテックスを
利用した顎なし矯正を
される場合がありますが
いびきという
機能的な問題まである場合は
必ず骨切りを行い
オトガイ舌筋と顎先を
一緒に前進させる方法を
用いなければなりません。
プロテーゼの場合
形自体も不自然で
ぎこちないですが
機能的な面で役に立ちません。
だからといって
手術時間が短いのか…
骨切り手術を利用した
顎先前進術も
20分で全ての過程が終わります。
いびき手術を受けた患者の
レントゲン写真です。
4年前に入れた
プロテーゼが見えます。
よく見えないですか？
では下の写真を見てください。
上の写真を見ると
赤い点線で表示された部分が
顎矯正のために挿入された
シリコンです。
当然、気道は広がるはずが
ありません。
狭くなった気道はそのままです。
顎なし矯正後の
レントゲンを見ると
顎先が前に出て
気道が前に比べて
とても広くなったなった様子が
見られます。
よく見えませんか？
それでは下の写真を見てください。
上の写真を見ると
シリコンのプロテーゼが
除去された後
骨切り術を利用した
顎先前進術が実施され
オトガイ舌筋前進術で
気道が広くなった
様子が見られます。
気道は赤い点線で
表示されています。
無顎手術の方法には
いろいろありますが
いびきがある場合は
必ず骨切り術を利用した
オトガイ形成術を受けるべきで
この時にオトガイ舌筋前進術も
一緒に受けるべきことを
お伝えします。
手術にかかる時間は20分です。
ただ、顎なし手術は
整形外科顔面輪郭領域で
オトガイ舌筋前進術は
耳鼻咽喉科領域です。
それで同時にすることが
ほとんどないでしょうㅠㅠㅠㅠ
私の場合、顔面輪郭専攻中に
睡眠医学に関する研究をし
その結果
オトガイ舌筋前進術だけでなく
両顎を利用した
睡眠時の無呼吸手術まで
行っています。
本日申し上げた手術については
まもなく
国際学術誌[SCIジャーナル]に
論文として発表される予定です。
