両顎手術の代わりにエラ・頬骨・顎先 -医師が直接語るレポ！

CLICK“チェボンギュンの顔の骨のお話”

両顎手術の代わりにエラ・頬骨・顎先

医師が直接語るレポ！

医師が直接お伝えするレポートシリーズ…

今日は

エラ削り手術レポ、頬骨縮小術レポ、オトガイ手術レポ

です。

実はこの患者さんは

両顎手術を受けられなくてはならない

しゃくれ顎をお持ちの方です。

そのため根本的な手術は両顎手術ですが、

患者さんのいろいろな事情により

顔面輪郭手術を代わりに受けられることにされました。

今日のレポート患者さんは

頬骨とエラが目立っていて

顎先が丸く太く、

人相が強く見え、

また顔が広く見える顔面輪郭ラインを

お持ちでもありましたが、

しゃくれ顎だったので

中顔面部が凹んでおり、

顔の形が平坦で

そのせいで広く見えてしまっていたケースでもありました。

根本的な矯正は

両顎手術が解決策になりますが、

広く見える顔の形を狭めてあげるのと同時に

頬骨からエラを通じて顎先に至るまで

滑らかな顔面輪郭ラインを作ってあげることで

優しい人相と小さい顔の形を

作ってあげることにしました。

このような顔面輪郭矯正に所要した時間は

頬骨縮小術４５分、

エラ削り手術５０分、

オトガイ手術２０分で

計１時間５５分でした。

今日のレポート患者さんの

矯正前後写真からご覧ください。

矯正前写真(上)を見ると

頬骨とエラが目立っていて

顎先は太く四角く、

人相が強く見え、

しゃくれ顎の影響により

中顔面部が平坦で顔が広く見えます。

矯正後の写真(下)を見ると

頬骨、エラ、顎先の目立っていた角張っていた部分が

全て無くなり、

滑らかな顔面輪郭ラインになりました。

同時にオトガイ後方移動術を施行して

しゃくれ顎傾向も緩和された姿が分かります。

４５度写真をご覧ください。

矯正前の写真(上)を見ると

下顎が前方へと出ており、中顔面部が若干凹んでいる

典型的な軽微な形態のしゃくれ顎の様相が分かります。

同時に頬骨が目立ってエラも出ています。

矯正後の写真(下)を見ると

エラが無くなり、４５度頬骨も無くなり、

滑らかな顔面輪郭ラインが作られ、

オトガイ縮小術及びオトガイ後方移動術を施行したことで

しゃくれ顎気味な部分も無くそうと努力をしました。

いかがでしょうか？

側面写真をご覧ください。

矯正前の写真(上)を見ると

顔のプロフィールが

前へと出ている顎先によって凹んだお皿型です。

矯正後の写真(下)を見ると

顎先が短くなり、後方移動がされて、

しゃくれ顎な感じが無くなり、

全体的に顔の形が小さく見え、

強そうなイメージが無くなりました。

今日の

両顎手術の代わりに顔面輪郭手術、

エラ、頬骨、顎先を受けられた患者さんの

レントゲン写真です。

矯正前の正面写真(上)を見ると

下顎が角張っていて強く見え、

顔が広い印象を受けます。

矯正後の正面写真(下)を見ると

角が無くなり滑らかで

スリムになった姿が分かります。

矯正前の側面写真(上)を見ると

顎先が目立って出ており

エラも目につきます。

矯正後の側面写真(下)を見ると

オトガイ手術(後方移動術)とエラ削り手術により

顎先の長さも短くなり

後ろへと入って正常的な位置へと移動し、

エラも曲線に滑らかに変わりました。

矯正前のパノラマ写真(上)を見ると

エラの部位の角が目立ちます。

矯正後のパノラマ写真(下)を見ると

滑らかにハサミで切り取られたような

長い曲線骨切りをされた姿が分かります。

顎先は

後ろへと後方移動をしたことによる

段差が少しあります。

パノラマ写真なため

段差が大きく誇張されて見えますが、

外からの外見では全く分からない小さな段差です。

ウォーターズビューです。

矯正前(上)や矯正後(下)を見ると

固定ピンなどをモザイク処理したため

見分けることが難しいかと思います。

しかし実際一番見なくてはならない写真が

ウォーターズビューです。

モザイク処理したところは

私の個人的な方法なためさせていただいたので、

ご了承ください。

今日は両顎手術の代わりにだったので

本当は両顎手術のレポになってたら

良かったのですがㅠㅠ

ご事情により

顔面輪郭に変えて矯正をしました。

そのため

頬骨縮小術、エラ削り手術、オトガイ手術(後方移動術)を

施行した患者さんのレポートでした。

患者さんはとても満足されました。

だからといって

すべてのしゃくれ顎をお持ちの方達が

両顎手術の代わりに顔面輪郭を受けられて

良いわけではありません。

上の患者さんのように

程度が若干、軽微なしゃくれ顎や

顔面非対称の方達のみ

可能なケースです。

しかし肯定的で、根本的な矯正方法は

両顎手術だということを

必ず知っておかなくてはなりません。