CLICK
“チェボンギュンの顔の骨のお話”
SBSスペシャル
我が娘の両顎手術、両顎手術の副作用…
SBSスペシャルというプログラムに出ていた
両顎手術の副作用事例を見て
たくさんの方達が質問をされました。
朝出勤してブログを確認したら
回答するのに気が遠くなりそうなくらいの
コメント、DM、メールを送ってくださいました。
ほとんどが両顎手術の副作用…
その中でも感覚神経損傷に関した内容でした。
SBSスペシャルという番組の途中に
両顎手術の副作用として出てきた患者がおり
それのせいのようです。
以前にも両顎手術副作用についてお話をしながら
神経損傷、つまり下歯槽神経損傷について
ご説明をした時がありました。
私のブログ
をご参照ください。
下歯槽神経は4番で表示された神経です。
(AO Foundation ホームページから絵を抜粋しました)
このように
両顎手術の副作用である下歯槽神経損傷が起こると
下唇をはじめとして
下顎に感覚が全くないです。
“SBSスペシャル -我が娘の両顎手術”
番組に出ていた患者さんも
両顎手術の副作用として神経が損傷し
下唇に感覚がなく、
唇を閉じて歯磨きをする姿も見られました。
しかし実際
このように神経が損傷する確率は低いです。
私がJournal of Oral and Maxillofacial Surgery(JOMS)という
国際学術誌(SCIジャーナル)に
私が第一著者としてacceptした論文によると、
私が施行した両顎手術の副作用の1つである神経損傷は
1.6%でした。
このような1.6%という数字も
ほとんどが両顎手術を執刀し始めた時に起きたケースでした。
私のブログ
をご覧ください。
下歯槽神経と
損傷した時に感覚が喪失する部位…
一般的な下歯槽神経の位置
下歯槽神経がかなり低い位置にある姿
またSBSスペシャル“我が娘の両顎手術”の内容で
家族同士でお話されていることの中で
“命を懸けて両顎手術を受けなきゃいけないのか?”
というセリフがありましたが、
両顎手術がいくら副作用があったとしても
そのように果たして
命を懸けて受けなくてはならない手術なのか
という思いです。
もちろん前にお話したように
韓国の特殊性があります。
以前お話した通りに
(私のブログ
→【SBSスペシャル 我が娘の両顎手術、“両顎手術共和国”】
をご参照ください。)
韓国では両顎手術を専門的に修練を行っている
顔の骨専門修練病院がありません。
そのためほとんどの場合
レジデント時代に教授の手術を数回参観
或いはassistしながら得た経験で手術したり、
海外の骨専門病院で1~2カ月間
それも参観だけして手術をするケースがかなりあります。
両顎手術全体を初めから最後まで執刀するのは
多分開院してから初めてされる方達が
相当数いらっしゃることと思います。
両顎手術に慣れていない状態で
手術が行われた場合には
問題が起こる可能性が大きいでしょう。
反面、外国では
両顎手術や顔面輪郭手術のような顔の骨の手術は
顔の骨手術専門病院で
最も特化した修練を受けたことで行うことができる
とてもspecialな分野と認識されています。
そうでないなら
する考えさえも許されないです。
昔の話ですが、
日曜日午後に突然
狎鴎亭で大きな美容外科を運営している先輩に
呼び出されました。
翌日月曜日に
セットバック手術のスケジュールがあるのだけれども
実際手術をしなければならない主治医の本人は
セットバック手術を一回も見たことがないと
私に手術方法を教えてくれという件でした。
狎鴎亭の星喫茶店で1時間半かけて
手術法を口頭で説明してあげると
その翌日本当に手術をされたようです。
普通1時間半で終わる手術ですが、
約6時間半ほどかかったと話を聞きました。
このような韓国の特殊性のせいで
両顎手術にも問題が多く、
両顎手術の副作用の頻度が高いしかないのが
事実です。
しかし
きちんと修練を受けて
たくさん経験を積んだ医師もいます。
そのような方達に手術を受けられたのなら
全ての両顎手術がそのように危険ではないので、
そのため命を懸けて両顎手術を受けなくてはいけない
という言葉に
私個人的には同感をすることができませんでした。
今日は昨日に続いて
“SBSスペシャル 我が娘の両顎手術”を見て
両顎手術副作用に関したお話を少ししました。
最近
顔面輪郭手術或いは両顎手術やセットバック手術のような
顎矯正手術を受けるために
どうやって顔面輪郭専門病院を選ばなくてはならないのか
たくさんご質問いただきます。
これについては私のブログをご参照ください。
CLICK
“チェボンギュンの顔の骨のお話”






