CLICK右差し“チェボンギュンの顔の骨のお話”

 

 

 

頬骨再手術は

必ず頭皮切開で

受けなくてはいけませんか?

 

 

 

今日は

頬骨再手術のお問い合わせをされる患者さん達から

たくさん聞かれる

頬骨手術後に再手術が必要な時

必ず頭皮切開を利用しなければならないのかについて

お話します。

 

 

以前

頬骨手術方法のところで少し

頬骨を骨切りするために

口内切開を利用した方法と頭皮切開を利用した方法があると

お話しました。

 

私のブログ→をご参照ください。

 

初手術では当然

頭皮切開ではなく口内切開をしても

十分に同じような効果を得ることができ、

頬のたるみなどの副作用も

口内切開をしたとしても

手術する人によって異なったりはしますが

問題にはならないとお話しました。

 

 

では

頬骨再手術のケースはいかがでしょうか?

 

頬骨再手術の場合、

口内切開をするかもしくは頭皮切開をするか

決定する要因は

 

 

1つ目

手術回数です。

 

口内で手術をしても

再手術を2~3回行った患者さんだと

口内の粘膜をはじめとして

軟部組織が硬く固まってしまっています。

 

このような場合

口内の硬くなったお肉を通じて手術をした時には

軟部組織が伸びもしません。

 

切開をして、剥離をして

お肉を広げて器具を入れなくてはいけないですし

固定もしなければならないのに、

硬くなったお肉によって手術視野が確保できず

手術が不可能です。

 

このような場合

頭皮切開を利用して再手術を行います。

 

 

 

2つ目

頬骨を小さくするために骨を切った位置です。

 

ほとんどの固定をしない方式の頬骨手術を受けられた場合、

骨切りを頬骨本体より外側に行います。

 

つまり、

固定をする必要がないと考えて骨を切っているので

簡単に切れて安全な外側を切るのです。

 

 

このように頬骨の外側を骨切りした場合

再手術で固定をするのが難しいです。

 

ドライバーでネジを埋めなくてはならないのですが

口を通じて頬骨の外側まで

ドライバーだけでなく

ネジさえも接近させることが難しいからです。

 

このような場合

頭皮切開を通じて頬骨を再配置させ

固定をしてあげなくてはなりません。

 

 

 

このように避けることができない場合、

頭皮切開を利用して

頬骨再手術をしなければならない場合が

かなりあります。

 

しかし再手術が初めてだったり

骨切りラインが頬骨本体にあったなら

再手術でも頭皮切開をする必要がないです。

 

もちろん

初頬骨手術なら言うまでもないですよね。

 

 

 

最後に

再手術を受けられた患者さんの

レントゲン写真をお見せします。

 

もちろん

口内切開を利用した再手術を受けられました。

 

左側の黄色丸の中の黄色矢印が骨切り面です。

 

比較的(?)骨同士が接触している反面

右側の青色丸の中を見ると

固定をしているのにも関わらず

頬骨が下へと赤色矢印分たるんでいる姿が分かります。

 

黒く広がった空間が見て取れます。

 

 

 

 

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