長沢 樹さんのハヤカワ文庫JA作品、イン・ザ・ダスト(JA1466)を読む。
読むのに一週間ぐらいかかった。
571ページと400字原稿用紙800枚ぐらいかな。
長編といってよい量の2倍で、読み終わるのに時間かかるのは当然。
前作が面白かったけど、本作も期待を裏切らない。
一見何でもない事件に連鎖を見出す分析官と野心をもつ女性報道記者がともに連続殺人事件の真相に迫るという物語。
ふたりの女性が主役、なんだろうけど、警察官の女性は、やはり一般の人が見えないものを見るという特殊な才能の持ち主なんだろうな。
映像化しやすい小説なのかも。
犯罪者側も深い理由を持った悲しい犯人だったりする。
自分がそういう立場だったら、ただ耐えて忍べるだろうか。
その気持ちを時間は解決してくれるだろうか。
そんな事を想いながら、追う方、追われる方、それぞれの気持ちが想像できてしまう。
前作は面白いと思って読んだけど、この作品も面白くて、隙間時間に必死に読みました(笑。
