●50th ANNIVERSARY 1958 Korina Explorer
![50FLV](https://stat.ameba.jp/user_images/31/14/10102431569_s.jpg?caw=800)
●50th ANNIVERSARY 1958 Korina FlyingV
![50EXP](https://stat.ameba.jp/user_images/9c/5d/10102431494_s.jpg?caw=800)
どちらもカスタムショップ製100本限定。かつて,フェンダーにはアンプとセットの限定版発売というのもあったけれど,これらにはアンプはついてません。定価¥1,558,200(税込)。高過ぎっ!
…ってこれは高過ぎるのかどうか?
どちらも1958年に発売された時の本体価格は247.5ドル,ケース別売75ドルで,締めて322.5ドル。これは当時の円換算(360円/ドル)で約11.61万円。
1958年(昭和33年)と2007年(平成19年)の消費者物価指数比は5.66倍。(日本銀行HP「教えて!にちぎん」参照) ということで,昭和33年の11.61万円を現在価値に置き直すと65.7万円。オリジナルも高級品だったのは間違いないようですね。
当時,これらが売れなかったのはデザインが奇抜すぎた他に,値段が高かったことも一因だったんでしょうか,59年には公式に値引販売されたそうです。
しかし,今回発売品については1958年の製造品より格段に質が高いというものでもあるまいし,限定100本といいながら,オリジナルの方が出荷数は少ない(58-59年の出荷数はエクスプローラーが22本,フライングVが98本)し,税抜き定価144.84万円,実売90万円余というのはやはり高過ぎでしょう。オリジナル・ヴィンテージは今や2,000~3,000万円もするんだから,150万円でも安いでしょ!ということかもしれない。
ちなみに,米本国での販売額は12,939ドル。1958年の定価322.5ドルの約40倍。そもそも,ここでの価格設定が高過ぎるようです。(厳密に言えば、日本は73年以前は固定相場制だったり,日米で物価上昇率が違ってたりするので単純に比較はできない。)
●Nashville 50th Anniversary Korina Tribute
![50TH TRIB](https://stat.ameba.jp/user_images/77/47/10102433297_s.jpg?caw=800)
今回、エクスプローラー、フライングVとあわせて発売になる新製品「コリーナ・トリビュート」。上記2機種と同じくカスタムショップ製で100本限定。
フューチュラ、初期エクスプローラーと同様のV字型ヘッド。レス・ポール・タイプのボディにES-5風のレバースイッチが特長的なこのコリーナ・ギターは定価¥996,450(税込)。これもいい値段です。
![switch](https://stat.ameba.jp/user_images/df/bd/10103575652_s.jpg?caw=800)
![ES5](https://stat.ameba.jp/user_images/65/ec/10103577803_s.jpg?caw=800)